最近多忙に負けて心が荒んでいたように思い、
今日は職員コンペの後色々と所用を済ませてから、
花の写真を撮りに、秘密の花園へ。
思ったとおり・・・・初秋に咲くという酔芙蓉と、槿の花が私を待っていてくれた。
誰も通らない国道の側道が、私の禁断の花園
白無垢に紅を差し、彼女らは私を待っていた。
いやぁ、花はいい。実にいい。
人生の転機といえばちと大袈裟なのだが、
このところ往復96キロの車での佐世保通勤は、ちと堪えていた。
車の長距離運転は、老眼の身には少しばかり堪える。
老骨とか老体とかは絶対に云いたくはないのだが、慣れない環境にも少しばかり神経が参っていたのかも知れない。
いつも書くように・・・・・、
花はただ咲くのみ。
無為不待 (むいふたい) なんである。
誰も通らない山奥の崖の下でも、花は一心不乱に咲き切るのだ。
あんなに綺麗に咲くのだけれど、そこにまったく計らいがない。
花に教えられることの何と多きことか・・・・。
そうだ、仕事があること自体が素晴らしいことなのだ。
ちょっと環境が変わった位で、根を上げるような軟な男では無かった筈ではないか・・・・・。
まだ夏の日差しが強い、小道で花は語りかけるでもなく、微笑むでもなく、そよ風に揺れながら
ただ、必死に咲いていた。
それが役割かのように。
今年の夏の猛暑は格別であった。
ああ、早く冬にならぬかと恨めしく思ったものだ。
しかし、反面寒がりの私は、霜の降りる零下の世界が訪れると、
ああ、早く夏にならぬのかと呟く。
しかし、花は何にも云わずに、ただその場所で風に吹かれながら、雨に打たれながら、黙って咲いているのみなんである。
ああ、自分勝手でございました。
ああ、ワガママでありました。
また月曜から楽しく頑張ろう・・・・。
花には教えられることばかりなんである。
その心情は、同世代のみ理解できる心情かも・・・。
長距離通勤、頑張ってください