風竿の「人生の達人」烈伝

愛すべき友、仕事・趣味の磯釣り・ゴルフ・音楽、少しの読書などにまつわるあくまで「ヒト」に重点をおいたブログです

花の日記帳

2012年09月01日 18時29分18秒 | 花の日記帳

最近多忙に負けて心が荒んでいたように思い、

今日は職員コンペの後色々と所用を済ませてから、

花の写真を撮りに、秘密の花園へ。

思ったとおり・・・・初秋に咲くという酔芙蓉と、槿の花が私を待っていてくれた。

誰も通らない国道の側道が、私の禁断の花園

白無垢に紅を差し、彼女らは私を待っていた。

いやぁ、花はいい。実にいい。

人生の転機といえばちと大袈裟なのだが、

このところ往復96キロの車での佐世保通勤は、ちと堪えていた。

車の長距離運転は、老眼の身には少しばかり堪える。

老骨とか老体とかは絶対に云いたくはないのだが、慣れない環境にも少しばかり神経が参っていたのかも知れない。

いつも書くように・・・・・、

花はただ咲くのみ。

無為不待 (むいふたい) なんである。

誰も通らない山奥の崖の下でも、花は一心不乱に咲き切るのだ。

あんなに綺麗に咲くのだけれど、そこにまったく計らいがない。

花に教えられることの何と多きことか・・・・。

そうだ、仕事があること自体が素晴らしいことなのだ。

ちょっと環境が変わった位で、根を上げるような軟な男では無かった筈ではないか・・・・・。

まだ夏の日差しが強い、小道で花は語りかけるでもなく、微笑むでもなく、そよ風に揺れながら

ただ、必死に咲いていた。

それが役割かのように。

今年の夏の猛暑は格別であった。

ああ、早く冬にならぬかと恨めしく思ったものだ。

しかし、反面寒がりの私は、霜の降りる零下の世界が訪れると、

ああ、早く夏にならぬのかと呟く。

しかし、花は何にも云わずに、ただその場所で風に吹かれながら、雨に打たれながら、黙って咲いているのみなんである。

ああ、自分勝手でございました。

ああ、ワガママでありました。

また月曜から楽しく頑張ろう・・・・。

花には教えられることばかりなんである。

 


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ポエム (maekawa)
2012-09-03 02:11:29
酔芙蓉と槿の美しい花の隙間に、素敵なポエム。
その心情は、同世代のみ理解できる心情かも・・・。
長距離通勤、頑張ってください
返信する
そうですね。 (前川先生)
2012-09-03 12:31:30
同世代にしか理解できないでしようね。毎日百キロは大変です。だからこそ、それ以上の楽しい仕事をやりたいって考えています。頑張りますよ。
返信する

コメントを投稿