ジョン・レノンの若き苦悩の日々を描いた映画に、「Nowhere boy」ってのが昨年封切られましたが、今回はNo no boyのハナシ。
そして昨夜の続編というか後編なのでございます。
チェッ、またおじさんの昔の思い出噺かと思うなかれ、現代にも通じる音楽のエッセンスの話ですよ・・・。
さて、若いお方のみなさん、驚いてはいけませんぞ。
今からね、かれこれ50年も前の日本で・・・・
三橋美智也とか村田英雄とか、三波春男さん達が大活躍していた、民謡演歌、浪曲演歌が主流の日本で・・・・
こんな素晴らしい曲が出来ていたんです。
この曲の作者「かまやつひろし」さんも75歳というからたいしたもの、
日本のおじさんたちも捨てたもんじゃないでしょ・・・・。
作ったのはムッシュといわれる、かまやつひろしさん
あの、フォーク歌手森山良子さんとは従兄弟になるんですね。
お父様はジャズシンガーのティーブかまやつさんという血筋
まあ音楽的なサラブレッドというべきなのでしょうか。
実は佐賀にも何回も来てられます。ガイルスで木原慶吾クンとジョイントもしてるし・・・・。
まあ、聴いてみて下さいな。
、
後半は彼のカントリーに対する思いの噺が聴けます。
ジミー時田だとか小坂和也という懐かしい名前も出てきます。
そして私の愛器でもある「マーティンD-28」のことも・・・・。
さて私は、この曲を聴くとなぜか胸がキュンとなってしまう。
どうしてなのかは判らないのですが、胸が切なくなって目が星のように輝いてしまう初老のおじさんなんであります。
それは胸キュンの仕掛けが散りばめられているからなのですが、このコード進行(モード)にあるようですね。
「我がよき友よ」を吉田拓郎からプレゼントされて、代わりに「シンシア」という楽曲を提供したのが25年くらい前だったか・・・・。
彼の特徴は、その不思議なコードワーク
若い頃ジャズを志し、そしてロックに目覚め、やがてカントリー&ウエスタンに走った音楽遍歴のなせるコラボレーションなのか
本当に素晴らしいコード進行なのですね。
こんな人アメリカにも中々居ませんよ。
昭和46年に大ヒットした曲を最後にお届けしましょう。
「かまやつひろし」恐るべし、凄い音楽センスのじいさんなんであります。日本の音楽界の至宝というべきであります。(断言できる)
「最後まで見てくれた人へのオマケ」
ここから先はマニアックなプロ志向のギタリスト向けでありんす。
かまやつひろしの不思議なコードワークの秘密が語られています。