奈良

不比等

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その964)

2019-04-15 08:15:00 | 奈良・不比等

北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない

「シニア鉄道旅のすすめ(野田隆著・平凡社新書2018刊)」を読んだ。野田隆(のだたかし1952生れ)氏は、早稲田大学(法学部)卒、同大学院(国際学)修了で、都立高校に勤務した。2010年退職後は現役時代からの鉄道旅行作家として活動している。-----

「シニア鉄道旅のすすめ」は、平凡社新書の著書としては既に10作目とのことであり、起承転結の緩やかな本として仕上がっている。何処から読んでも構わないスタイルであり、新書としては野田隆流のスタイルが出来あがっているような本である。ファンも多いのだろうと思った。-----

「シニア鉄道旅のすすめ」のタイトル通り、暇なシニアを狙った本であることは確かだが、読んでみるとシニアに限った話題ではなくて、鉄道ファン向けであることに変わりはない。セレブなシニア向け、暇だが資金不足のシニア向けの両方にお薦めの鉄道旅を紹介している。10作目であるからなのか、全て新しい鉄道の話題を集めているようでもある。JR各社の旅プランの羅列のようでもあり、宣伝しているだけとも思えるが、多分、鉄道各社の取材と新書掲載記事をバーター取引しているのかも知れないと思った。但し、強引な記事ではないので読んでいて、野田隆氏の鉄道ファン目線が効いていてファンならずとも面白い。ファンならば早速に出かけたくなるのだろうと思った。-----

奈良県のルートは皆無であり、鉄道ファンの関心は奈良県とは無縁のようで残念だが、鉄道ファンが旧国鉄(JR)中心であるとすれば、仕方がないのだろう。新大阪から奈良に乗り入れる新線(おおさか東線)など、近鉄の前では魅力がないのだろうから。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする