奈良

不比等

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その940)

2019-03-22 08:15:00 | 奈良・不比等
北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない
「頭のいい人は答え方で得をする~がっかりされない答え方/一目置かれる答え方(樋口裕一著・だいわ文庫2018刊)」を読んだ。樋口裕一(ひぐちゆういち1951生れ)氏は、早稲田大学(文学部)卒で、立教大学大学院博士課程満期退学している。仏文学翻訳業の他、小論文指導に係わる著作が多い。現在は多摩大学名誉教授である。-----
「頭のいい人は答え方で得をする」は樋口裕一氏の一連の著作の一つであり、同じことを書いておられるのだが、結構売れるものであるようだ。“頭の良くない人”が読めば、それまで損をしていた局面が改善されて、世の過ごし方が楽になると説いているのである。“頭のいい人”は、読まなくても困らないと言うか、書かれている内容は、当たり前のことであり、教えて貰わなくても実践しているに違いない。では、“頭の良くない人”がこの本「頭のいい人は答え方で得をする」を手にとって書店で購入するかというと、多分、本を読まない人が多いだろうから入手するチャンスも無いことでしょう。なのにこの種の本が売れるのは、“頭のいい人”でも、受験生や社会人として悩み多き日々を過ごすことになると、気の迷いからつい買ってしまうことになり、当たり前のことでも、気休めとなるために、それなりの存在価値があるものと考えられる。人の弱みにつけ込んで商魂たくましく書き続ける樋口裕一氏の根性には感心するばかりである。
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