21世紀航海図;歴史は何も教えてくれない。ただ学ばない者を罰するだけ。

個人の時代だからこそ、個人を活かす「組織」が栄え、個人を伸ばす「組織」が潤う。人を活かす「組織」の時代。

恐怖の存在 (State of Fear); Michael Crichton

2006年12月30日 09時44分38秒 | Weblog
 面白かった。
作者がジェラシックパーク等と同じと言う事で、興味を持って手を出してみた。やっぱり、最初の方の展開はゆっくりしていて、少し飽きそうになたけれど、その後で話が一気に加速し始めて、、、もう読むのを止められない。世界中を飛び回りながら、繰り広げられるアクションが最高!!! 早く映画化されないかな? 舞台は「世界」と言っても、CGとセットがあれば、全シーンがハリウッドの中だけで撮影できそうだし。
 話の展開も面白いけれど、さらに読みながらちょっとした「環境問題まめ知識」が手に入るのが最高。歴史小説で言う所の「司馬遼太郎・作品」みたいな感じ。機会があれば、このマメ知識を生かして環境関係の話を得意分野に持って行けそう。
 話の設定上、カトリック教会の正当性に疑問を投げかけた「ダビンチ・コード」の映画化に際しては、頼まれもしないのに教会が批判活動を通じて広告塔になっていた。(映画自体は大したこと無かったけれど。短い放映時間に対して多くの出来事が詰め込まれすぎていて、ちょっとついて行けないって感じ。)「恐怖の存在」の中では、地球温暖化が設定上槍玉に挙げられている。となると、活動的な環境保護団体が批判活動を通じて広告塔の役目を果たしてくれるかな???