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映画「ゼロ・ダーク・サーティ」

2020-04-24 12:57:00 | 映画
衛星放送の録画で、2012年のアメリカ映画「ゼロ・ダーク・サーティ」を観る。題名からはどんな映画かわからないが、ウサマ・ビン・ラディンをアメリカの特殊部隊が殺害するまでを描いた映画だ。

日本語のウィキで見てみると「ゼロ・ダーク・サーティ」という題名は、「未明」となっているが、英語のウィキで調べると、真夜中を30分ほど過ぎた時間帯を表す軍隊用語となっている。これは英語版のほうが信用できそうだが、日本語題名はカタカナでなく、もう少しわかりやすい題名をつけないと損しているのではないかという気がした。

さて映画は、ウサマを追うCIAの係官を描いたもので、決して主流でもなさそうな若い女性の捜査官が、粘り強く捜査を進めて、遂にアジトを発見して特殊部隊を送り込むという展開になる。

それはそれで面白いのだが、主役の若い女性係員がどうして、そんなに懸命に長期間粘り強く取り組んだのかが描けていない。例えば肉親を9.11で失ったとか、幼いころの体験が正義感を目覚めさせたとか、なんでもよいのだが、その背景描写みたいなものがないと、単にシコシコと頑張るだけの無性格な人間に見えてしまう。

そうはいっても、見ている間は結構ハラハラドキドキしながら、一時はコロナ問題も忘れて集中できた。

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