4月28日(日)の昼に、新国立劇場でバレエ「バヤデール」を見る。8回公演で4組のキャストが交替で踊る。いつもベテランで見ることが多いので、今回は初役を踊る若い人の回を選んで見に行った。客席は9割程度の入り。
この作品で中心となるのは、巫女役ニキア、王女役ガムザッティと、ニキヤの恋人役で王女との結婚を求められるソロルの3人。この手の三角関係はオペラ「アイーダ」とも似ている。今回はニキア役に廣川みくり、ガムザッティ役には直塚美穂、二人とパドドゥを踊る男性ニキヤ役は井澤駿だった。廣川と直塚はまだソリストで、井澤はプリンシパル。オーケストラは東フィルで、指揮はいつものアレクセイ・バクラン。
一幕は物語の説明で、3人の関係が描かれる。二幕はガムザッティとソロルの結婚式で、黄金の神像などの踊りやガムザッティとソロルのパドドゥがある。直塚は、そつなく踊ったが、最後に見せたイタリアン・フェッテの連続が、大きな動きで美しかった。二幕の最後はニキアのソロの踊りがあり、蛇に噛まれて亡くなる。このソロの場面ではチェロが憂いのある響きを聴かせる。
三幕は、ニキアを失ったソロルが悲嘆に暮れて、水たばこを吸いながら夢を見て「影の王国」が始まる。映画「愛と喝采の日々」のタイトルバックにも使われた、延々と続くアラベスクの行列があり、美しいコールドバレエを見せる。新国立のコールドの美しさはいつ見てもため息が出るほど素晴らしい。夢の中でニキアとソロルのパドドゥがあるが、今度はヴァイオリンのソロに乗せて美しく踊る。廣川はジャンプも大きいが、演技がうまく、よく情感が伝わった。ソロルの井澤は二人の相手をするので大変だが、とても安定した踊りで、さすがプリンシパルだと思った。
牧阿左美の振付けた版だが、オーソドックスな振付でとても良い。「白鳥」も牧阿左美版が好きだったのだが、ロイヤル版になってしまって残念だ。
新国立のバレエは層が厚いなあと感心して、帰る。帰りにスーパーで買い物して、家で食事。たけのこの水煮があったので、たけのこの若竹煮、たけのこご飯、豆腐のあんかけなどを作って食べる。飲み物は大吟醸。
この作品で中心となるのは、巫女役ニキア、王女役ガムザッティと、ニキヤの恋人役で王女との結婚を求められるソロルの3人。この手の三角関係はオペラ「アイーダ」とも似ている。今回はニキア役に廣川みくり、ガムザッティ役には直塚美穂、二人とパドドゥを踊る男性ニキヤ役は井澤駿だった。廣川と直塚はまだソリストで、井澤はプリンシパル。オーケストラは東フィルで、指揮はいつものアレクセイ・バクラン。
一幕は物語の説明で、3人の関係が描かれる。二幕はガムザッティとソロルの結婚式で、黄金の神像などの踊りやガムザッティとソロルのパドドゥがある。直塚は、そつなく踊ったが、最後に見せたイタリアン・フェッテの連続が、大きな動きで美しかった。二幕の最後はニキアのソロの踊りがあり、蛇に噛まれて亡くなる。このソロの場面ではチェロが憂いのある響きを聴かせる。
三幕は、ニキアを失ったソロルが悲嘆に暮れて、水たばこを吸いながら夢を見て「影の王国」が始まる。映画「愛と喝采の日々」のタイトルバックにも使われた、延々と続くアラベスクの行列があり、美しいコールドバレエを見せる。新国立のコールドの美しさはいつ見てもため息が出るほど素晴らしい。夢の中でニキアとソロルのパドドゥがあるが、今度はヴァイオリンのソロに乗せて美しく踊る。廣川はジャンプも大きいが、演技がうまく、よく情感が伝わった。ソロルの井澤は二人の相手をするので大変だが、とても安定した踊りで、さすがプリンシパルだと思った。
牧阿左美の振付けた版だが、オーソドックスな振付でとても良い。「白鳥」も牧阿左美版が好きだったのだが、ロイヤル版になってしまって残念だ。
新国立のバレエは層が厚いなあと感心して、帰る。帰りにスーパーで買い物して、家で食事。たけのこの水煮があったので、たけのこの若竹煮、たけのこご飯、豆腐のあんかけなどを作って食べる。飲み物は大吟醸。