2月24日(金)の夜に新国立劇場でバレエ「コッペリア」を見る。ほぼ満席で、夜の回だが子供も多かった。23日から26日までで6回の公演。キャストは4組が交替で踊る。木村優里は怪我で休演だが、渡邊峻郁も理由は知らないが休演で福岡雄大が代わって踊ると発表されている。年末年始にあまりに多くの「くるみ」を上演しすぎてダンサーに疲れが出ていないかと心配になってしまう。バレエの公演も連続してやらずに、オペラのように日程をあけてやったらよいという気がする。
「コッペリア」は2年近く前の公演が中止となり、無観客での公演がネット配信された。その時に4人のプリマの踊りをPCで見たが、一番気に入った米沢唯の出る回を見に行った。相手役のフランツは井澤 駿、コッペリウスは山本隆之というキャスト。
ローラン・プティの振付はクラシック・バレエのテクニックを使いながらも、いろいろと工夫された動きがちりばめられていて面白い。物語も明確で、それぞれに見せ場も用意されているが、特にコールドの動きなどは、フランスらしい洒落たムードがあり、とてもおしゃれな作品になっている。
米沢、井澤、山本の踊りはみな素晴らしかったが、久しぶりに新国の舞台に立った山本は、結構な年齢だと思うが切れのある素晴らしい踊りを見せた。特に人形と一緒に踊る場面は、おかしさだけでなく、コッペリウスの感じている寂しさや哀れさがにじみ出ており、作品の味わいを深いものにしていた。
音楽は19世紀に書かれた、レオ・ドリーブのバレエ作品のものを使用しているが、単純ながらリズムがはっきりしていて、楽しく、こういう音楽がバレエ向きだと思わせるものがあった。オーケストラは東京交響楽団で、指揮はマルク・ルロワ=カラタユードという若い人。とても軽快な音楽で、作品を楽しいものにしてくれた。
ローラン・プティはやっぱり面白いなあと感じたので、この作品だけでなく、「こうもり」やほかの作品なども時々上演してほしいという気がする。
帰りにはいつものスペインバルで軽い食事。トルティージャ、ハモン、ポテトサラダ、イワシのエスカベッシェ、イカのプリットスなど。
「コッペリア」は2年近く前の公演が中止となり、無観客での公演がネット配信された。その時に4人のプリマの踊りをPCで見たが、一番気に入った米沢唯の出る回を見に行った。相手役のフランツは井澤 駿、コッペリウスは山本隆之というキャスト。
ローラン・プティの振付はクラシック・バレエのテクニックを使いながらも、いろいろと工夫された動きがちりばめられていて面白い。物語も明確で、それぞれに見せ場も用意されているが、特にコールドの動きなどは、フランスらしい洒落たムードがあり、とてもおしゃれな作品になっている。
米沢、井澤、山本の踊りはみな素晴らしかったが、久しぶりに新国の舞台に立った山本は、結構な年齢だと思うが切れのある素晴らしい踊りを見せた。特に人形と一緒に踊る場面は、おかしさだけでなく、コッペリウスの感じている寂しさや哀れさがにじみ出ており、作品の味わいを深いものにしていた。
音楽は19世紀に書かれた、レオ・ドリーブのバレエ作品のものを使用しているが、単純ながらリズムがはっきりしていて、楽しく、こういう音楽がバレエ向きだと思わせるものがあった。オーケストラは東京交響楽団で、指揮はマルク・ルロワ=カラタユードという若い人。とても軽快な音楽で、作品を楽しいものにしてくれた。
ローラン・プティはやっぱり面白いなあと感じたので、この作品だけでなく、「こうもり」やほかの作品なども時々上演してほしいという気がする。
帰りにはいつものスペインバルで軽い食事。トルティージャ、ハモン、ポテトサラダ、イワシのエスカベッシェ、イカのプリットスなど。