劇場と映画、ときどき音楽と本

オペラ、バレエ、歌舞伎、文楽などの鑑賞日記です

チェコの食べ物

2018-06-14 10:49:51 | グルメ
チェコの料理はどれもおいしいと感じたが、ビールのお供でない、そのほかの食べ物についても忘れないように書き残しておきたい。

割と評判のよさそうなウー・チルニーという洒落たレストランで昼食をとったが、食べたことのないメニューがあったので、注文してみた。

ハルスキーという料理とストラパチーという料理だ。どちらも、ジャガイモのニョッキのようなムードの食べ物で、ハルスキーの方はたっぷりのチーズで味付られていて、もう一方のストラパチーの方はザワークラウトと豚肉が混ざっている感じ。ニョッキとザワークラウトの組み合わせには意表を突かれたが、これがさっぱりとしてなかなかおいしいし、ビールにもよく合った。純粋のチェコ料理というよりもドイツ系の料理かも知れないと感じた。

もう一つ、この店でスペーツェルという料理も食べた。これは卵麺の太いパスタに羊のチーズをたっぷりとかけた素朴な料理といった感じ。パスタといえばイタリアの専売特許のような気もするが、こちらにもこういう料理があると知って驚いた。

それと、大変おいしいアーモンド・チョコレートがチェコにはあった。スタイナー・アンド・コヴァリックという会社のアーモンド・チョコだが、今までに食べたアーモンド・チョコの中で一番おいしかった。お土産用に少し買ったが、チェコとしては驚くほどの高級な値段がついていた。しかし、風味豊かなアーモンドを分厚いチョコレートがくるんでいて、周りにカカオの粉がついているのだが、めっぽううまい。それはチョコレートに生ミルクが少し入っていて、生チョコに近く口当たりが柔らかいこともあるだろう。

いろいろな風味のついたものが売られているが、何種類か試食したところ、シナモン風味が一番だった。プラハの空港の一番端にも店が出ていたので、立ち寄られた方はそこでも手に入る。是非お試しを。

ジビエの季節

2017-12-11 13:13:37 | グルメ
年末の寒い時期は、ジビエの季節ということで、冬の楽しみだ。しかし、最近は鳥のインフルエンザが世界中で猛威を振るっているようで、野鳥がメニューに出にくくなった。その代わりに、エゾ鹿の肉はかなりポピュラーになっている。

今年はエゾ鹿は何回か食べたが、やはり野鳥を食べたいと思い、時々行くビストロにお願いして、準備してもらった。青首鴨をリクエストしたのだが、たまたま青首の良いで物がなかったということで、代わりにカルガモを用意してくれた。カルガモを食べるのは初めてなので、残っていた鳥の顔を見せてもらったが、なかなか器量よしの鳥で、かわいい。

前菜には鱈のブランダードのグラタン仕立てを頂き、メインのカルガモは、二人で分けて食べた。しっかりした肉質で、思ったよりも赤みが強い。火の通し方は絶妙で、青首鴨よりも野性味が溢れていて美味しくいただいた。ソースは血や内臓を使ったサルミ・ソースで、かなり濃厚。ラングドックの赤ワインが進む。

合わせて心臓、手羽元、手羽先の部分も出してもらい、完食。おなか一杯になり過ぎて苦しく、デザートはパスして、エスプレッソで終わる。

ジビエを食べると冬が来たなあと、実感がわく。