衛星放送の録画で2018年の日本映画「ラプラスの魔女」を観る。東野圭吾の小説の映画化で三池崇史監督作品。原作は読んでいないが、なんとなく題名に惹かれてみてみた。
学生時代などで、ラプラス変換を覚えると、電気回路の積分式などがいとも簡単に答えが出てくるので、お世話になった覚えがある。そのお世話になった名前が出てくるので、ちょっと興味を持ったわけだ。
映画での話は、温泉地近くで硫化水素中毒で二人が続けて亡くなり、殺人の可能性を考えた刑事が専門家の大学教授に調査協力を求めるところから始まる。大学教授は多くの自然条件が重ならないと硫化水素中毒とならないので、事前にそれを予測したり、自然条件を作り出したりしての、殺人は無理だろうと判断する。
しかし、すべての与件が把握できるならば、その後の未来は決定されるというラプラスの予言を、ある種の超能力で獲得した人物がいたという設定になっている。
小説は面白いのかも知れないが、映画はまったくつまらなかった。まず役者が皆よくない。主演の大学教授は櫻井翔だが、大学教授には見えないし、演技もまるでダメ。個性も感じられない。他の役者も似たようなものだ。
おまけに、だらだらした映画でテンポが感じられない。約2時間の作品だったが、再編集してテンポを出したら1時間で終わってしまうようなスカスカの映画。物語の展開をスピーディーにして、その分人間的な描写を増やさないと面白くならないだろう。
こんな映画を作っているようでは日本映画も、どんどんとダメになっていくような悲観的な気分となった。
学生時代などで、ラプラス変換を覚えると、電気回路の積分式などがいとも簡単に答えが出てくるので、お世話になった覚えがある。そのお世話になった名前が出てくるので、ちょっと興味を持ったわけだ。
映画での話は、温泉地近くで硫化水素中毒で二人が続けて亡くなり、殺人の可能性を考えた刑事が専門家の大学教授に調査協力を求めるところから始まる。大学教授は多くの自然条件が重ならないと硫化水素中毒とならないので、事前にそれを予測したり、自然条件を作り出したりしての、殺人は無理だろうと判断する。
しかし、すべての与件が把握できるならば、その後の未来は決定されるというラプラスの予言を、ある種の超能力で獲得した人物がいたという設定になっている。
小説は面白いのかも知れないが、映画はまったくつまらなかった。まず役者が皆よくない。主演の大学教授は櫻井翔だが、大学教授には見えないし、演技もまるでダメ。個性も感じられない。他の役者も似たようなものだ。
おまけに、だらだらした映画でテンポが感じられない。約2時間の作品だったが、再編集してテンポを出したら1時間で終わってしまうようなスカスカの映画。物語の展開をスピーディーにして、その分人間的な描写を増やさないと面白くならないだろう。
こんな映画を作っているようでは日本映画も、どんどんとダメになっていくような悲観的な気分となった。