衛星放送で1994年の映画「あなたに降る夢」を観る。同じニコラス・ケイジの「月の輝く夜に」が結構好きなので、同じような路線だろうと考えて観た。原題名は「イット・クッド・ハップン・トゥ・ユウ」で(あなたにも起こるかも知れない出来事)という意味。
ニコラス・ケイジの貧乏警官が、宝くじ(ロット)で大金を当てて、その宝くじをチップで渡すと約束した食堂のウェイトレスとの約束を守って、賞金を渡す。ウェイトレスはそれを元手に自分の食堂を持ち、警官は金遣いの荒い自分の妻に嫌気がさして、二人は当然に恋に落ちる、嫉妬した警官の妻が裁判で訴得るので、警官は賞金を巻き上げられてしまうが、ウェイトレスと警官の優しさが新聞で報道されて、寄付が集まり、新しい食堂を続けることができる、という内容。
ロマンティック・コメディで、しっとりとした、心温まる内容なので、監督も役者もそれほど良いというわけだはないが、安心して、理屈抜きに楽しめる映画。
映画の最後に、「実話に触発されて作られた」となっていたので、本当にこんな話だったのか調べてみると、ヨンカースにあるピザ屋のウェイトレスと、その店の行きつけの警官が共同で宝くじを買って、分け合ったという実話らしい。
しかし、二人の間にロマンスが芽生えるというのは映画向けの脚色で、実際の二人は別のパートナーと結婚して生活しているようだ。
二人の話が有名になったのは、大衆紙ニューヨーク・ポストが大々的に報道したからのようだ。
アメリカにおける警官というのは、なんとなくアイルランド系の貧乏な移民みたいなイメージだろうし、ウェイトレスというのも、何も手に職がない女性が簡単に雇ってもらえることから「とうとう、ウェイトレスになっちゃった」みたいなイメージがあるのではないか。
現在ブロードウェイでヒット中の「ウェイトレス」というミュージカルも、そうした職業観があるということを前提に観たほうが良いかも知れない。
この作品の最後では、大勢からの善意の寄付がどんどんと届くという場面だが、なんとなくサンタクロースを描いた「34丁目の奇跡」に似ていると感じたのは僕だけだろうか。
この映画の良いのは、宝くじに当たるという幸運が「あなたにも起こる」ということではなく、正直な優しさが人々に通じて多くの人からの愛の手紙が届くというのが「あなたにも起こる」と感じさせてくれることだろう。
ニコラス・ケイジの貧乏警官が、宝くじ(ロット)で大金を当てて、その宝くじをチップで渡すと約束した食堂のウェイトレスとの約束を守って、賞金を渡す。ウェイトレスはそれを元手に自分の食堂を持ち、警官は金遣いの荒い自分の妻に嫌気がさして、二人は当然に恋に落ちる、嫉妬した警官の妻が裁判で訴得るので、警官は賞金を巻き上げられてしまうが、ウェイトレスと警官の優しさが新聞で報道されて、寄付が集まり、新しい食堂を続けることができる、という内容。
ロマンティック・コメディで、しっとりとした、心温まる内容なので、監督も役者もそれほど良いというわけだはないが、安心して、理屈抜きに楽しめる映画。
映画の最後に、「実話に触発されて作られた」となっていたので、本当にこんな話だったのか調べてみると、ヨンカースにあるピザ屋のウェイトレスと、その店の行きつけの警官が共同で宝くじを買って、分け合ったという実話らしい。
しかし、二人の間にロマンスが芽生えるというのは映画向けの脚色で、実際の二人は別のパートナーと結婚して生活しているようだ。
二人の話が有名になったのは、大衆紙ニューヨーク・ポストが大々的に報道したからのようだ。
アメリカにおける警官というのは、なんとなくアイルランド系の貧乏な移民みたいなイメージだろうし、ウェイトレスというのも、何も手に職がない女性が簡単に雇ってもらえることから「とうとう、ウェイトレスになっちゃった」みたいなイメージがあるのではないか。
現在ブロードウェイでヒット中の「ウェイトレス」というミュージカルも、そうした職業観があるということを前提に観たほうが良いかも知れない。
この作品の最後では、大勢からの善意の寄付がどんどんと届くという場面だが、なんとなくサンタクロースを描いた「34丁目の奇跡」に似ていると感じたのは僕だけだろうか。
この映画の良いのは、宝くじに当たるという幸運が「あなたにも起こる」ということではなく、正直な優しさが人々に通じて多くの人からの愛の手紙が届くというのが「あなたにも起こる」と感じさせてくれることだろう。