11月25日(土)の昼に、ルネ小平で服部百音のシベリウスのヴァイオリン協奏曲を聴く。東京都のフレッシュ名曲コンサートの一環で、大井剛史指揮の東京交響楽団との共演。このところ服部百音が気に入っているので、高田馬場から西武新宿線の急行で30分ほどかかる小平まで足を延ばした。今風に言えば「推し活」か。土曜の昼だが、客層は地元の年金生活者が中心で若い人は少ない。土地柄なのか、マスク比率が高かった。それでもほぼ満席。午後3時に始まり、20分の休憩を挟み、終演は4時45分頃だった。
前半はアメリカ・プログラムで、最初に金管が揃ってコープランドの「市民のためのファンファーレ」、トランペットは高音続きで大変そうだった。続いてガーシュインの「ラプソディ・イン・ブルー」。ピアノの独奏は大崎由貴。大崎は若くて元気いっぱい、さわやかな印象。「ラプソディ・イン・ブルー」とは直訳すると「憂鬱狂詩曲」だから、憂鬱な雰囲気の音が欲しかったが、大崎のピアノは明るい響き過ぎた。東京交響楽団の編成は、コントラバス6本の弦が充実した編成だったが、もともとポール・ホワイトマン楽団の依頼で書いた曲だから、ジャズっぽい響きを出すために、管中心で編成し、弦は少なくても良いのではないかと思った。
後半はシベリウス・プログラム。最初にアンダンテ・フェスティーヴォがあり、初めて聞いたが弦楽器だけの美しい曲。弦楽器だけだと音が純粋でとても美しく響く。そして最後に、お目当ての服部によるシベリウスの「ヴァイオリン協奏曲」。服部が気迫のこもった演奏でぐいぐいと引っ張り、オケも懸命に着いていった形。小平まで来た甲斐があると思った。観客の拍手に応えて、アンコールも2曲演奏。一つは重音ばかりで2声を聴かせる曲で、もう一つは早いパッセージの曲。サービス精神も旺盛だった。夏に手術したためか、以前よりも痩せた印象で、腕などはバレエダンサー並みに細いので心配したが、体全体で弾くヴァイロリンの音は力強かった。
すっかり気分を良くして帰宅。クラムチャウダーを作って食べる。飲み物はビール。寒い日はこうした煮込み系の料理が温まる。
前半はアメリカ・プログラムで、最初に金管が揃ってコープランドの「市民のためのファンファーレ」、トランペットは高音続きで大変そうだった。続いてガーシュインの「ラプソディ・イン・ブルー」。ピアノの独奏は大崎由貴。大崎は若くて元気いっぱい、さわやかな印象。「ラプソディ・イン・ブルー」とは直訳すると「憂鬱狂詩曲」だから、憂鬱な雰囲気の音が欲しかったが、大崎のピアノは明るい響き過ぎた。東京交響楽団の編成は、コントラバス6本の弦が充実した編成だったが、もともとポール・ホワイトマン楽団の依頼で書いた曲だから、ジャズっぽい響きを出すために、管中心で編成し、弦は少なくても良いのではないかと思った。
後半はシベリウス・プログラム。最初にアンダンテ・フェスティーヴォがあり、初めて聞いたが弦楽器だけの美しい曲。弦楽器だけだと音が純粋でとても美しく響く。そして最後に、お目当ての服部によるシベリウスの「ヴァイオリン協奏曲」。服部が気迫のこもった演奏でぐいぐいと引っ張り、オケも懸命に着いていった形。小平まで来た甲斐があると思った。観客の拍手に応えて、アンコールも2曲演奏。一つは重音ばかりで2声を聴かせる曲で、もう一つは早いパッセージの曲。サービス精神も旺盛だった。夏に手術したためか、以前よりも痩せた印象で、腕などはバレエダンサー並みに細いので心配したが、体全体で弾くヴァイロリンの音は力強かった。
すっかり気分を良くして帰宅。クラムチャウダーを作って食べる。飲み物はビール。寒い日はこうした煮込み系の料理が温まる。