楽農piano協奏曲

一日一生。一日一笑。


花嫁を大陸に!

2019年12月18日 | 出来事


 広丘村野村にあった「花嫁学校」の話。

第二次世界大戦の前、満州に渡った満蒙開拓団と青少年義勇軍の青年に良き伴侶を送ろうと

県が開校した。

正式名称は、県立桔梗ヶ原女子拓務訓練所という。

 当時満蒙開拓員として渡満した方が全国でも飛びぬけて多かった長野県が、

全国に先駆けて開設した施設。

 土地は広丘村が提供した。

開校は昭和15年9月21日。訓練期間は長期生1年、短期生1か月。17歳以上の女性。

初年度は、長期9人短期70人のうら若き女性が入所し、

18年までには述べ361人が学んだ。

 

満蒙開拓団員や義勇軍も終戦間際までは、安定した生活を送っていたが、

昭和20年8月9日ロシア軍の侵攻により土地を追われ、悲惨な逃避行をすることとなった。

 
 広丘公民館と平出博物館との共催で開く講演会のチラシが上の写真である。

大勢の市民に聴いてもらい、語り継いでほしいと思う。



次の書籍は、若い頃のいわさきちひろについて書かれたもので、

著者は弁護士の平山知子さん。

えんてらすマネージャーの中野さんが見せてくれた。

この本にも訓練所に付いての記述があり、驚いている。

 




野村区誌280頁。写真を提供された福岡ミつめさん(故人)は長期1期生の

1人である。







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