楽農piano協奏曲

一日一生。一日一笑。


憲法シンポジウム

2019年12月16日 | スポーツ

久しぶりの長野行き。

12月15日 広丘駅午前10時21分発の電車は松本駅終点。

長野駅行き電車は各駅停車11時9分発長野駅着12時22分。


長野県弁護士会が主催するシンガーソングライター清水まなぶさんの講演会。

新聞広告で知り楽しみにしていた。

 会長さんの挨拶では、今までと趣向を変えたシンポジウムという。

お堅い学者先生とか研究者の話しではなくて。

 清水さんの演題は「平和を考えるー長野県全市町村を回り得たもの」。





清水さんの著書「追いかけた77の記憶」を手にしてから1年あまり

私はこの日を待っていた。

 まさかまさか弁護士会が清水さんに白羽の矢を立てるとは思っていなかった。


清水さんは「回想プロジェクト」として、歌と語りの講演活動に取り組んでおられる。

きっかけは、2007年祖父の戦争体験手記を目にしてからだという。

体験談を歌にした「回想」という曲を作った。



 この日の講演会には清水さんが疑問に感じることや憲法解釈に対し、

弁護士さんが解説してくれて大変分かりやすかった。

例えば、「押しつけ憲法?と言われているけれど」などなど。


  信濃町の称名寺の鐘撞き堂に吊されている石の鐘。「石の鐘」で検索可能。

泣く泣く鐘を供出した和尚さんのお話しも歌にした。



 沈まぬ夕陽も。歌う。



まとめは「過去から学ぶこととは」

その1:感謝の心。ないものへの不満よりあるものに焦点を。

    豊かな心を持つ。他人のことを認め痛みを想像できること。

その2:希望を忘れずあきらめない。今はなりたい自分になれる時代。

    可能性は無限大。

その3:平和のありがたさ。二度と戦争を起こさない。

    一つだけみんなで共有したい夢 ― 平和!


講演会最後に全員で歌った「上を向いて歩こう」







 県内外の学校や人権学習会でのプロジェクト。

心に響いた講演会、ありがとう。





☆話しは変わって別の本を手にしている。

私の高校担任の佐藤仁先生の著書だ。「義勇軍から八路軍へ」

本の中で書かれているが、「私は満蒙開拓青少年義勇軍の出身者でありますが、

今までに他人に義勇軍のことを余り話したことがない。

仲間の先生や生徒に対しても戦争のことを話しません」

まったく小柄な先生に、悲惨な経験があったことなど知る由もなかった。

この本は2002年自費出版されたのち、2011年7月再版されている。



 


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