Activities of FF Nara

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高野山懇親旅行2015

2015年11月11日 | Other activities

高野山懇親旅行 10月29日~30日

高野山駅

標高約900mの天空の聖山高野山。ケーブルカーの終着駅が高野山の玄関口(写真は高野山駅舎)。

 

宿坊 遍照光院

宿坊は名刹遍照光院。開基は宗祖弘法大師が832年に創立されたお寺である(写真は同院の玄関)

 


奥之院

 

信長、秀吉から明治の文豪など1200年の歴史を感じさせる石碑群が樹齢数百年の杉木立の間に静かにたたずむ。ただ、最近は押寄せる観光客の人波で、奥の院が騒々しそう(写真は奥之院の参道にて)。


金堂と根本大塔

檀上伽藍エリアは中門を抜けると古色蒼然とした金堂と鮮やかな柱などの朱色と壁の白色のコントラストが鮮やかな根本大塔などメインの建物が立地している(写真は金堂と根本大塔前にて)。

説法を聞いています

 

 

金剛峯寺

金剛峯寺は1593年豊臣秀吉が亡母の菩提のために建立。皮肉にも甥の元関白秀次の自害の場所でもあった。もっとも高野山らしい雰囲気が漂う静かなたたずまい(写真は紅葉に彩られた蟠龍庭。)。

 

 

 

 

高野山:お坊さんに出会える街だった!(藤井)

 宿坊の居室のガラス障子をあけるとブルッとするような冷気が漂う廊下。この廊下を眠気顔で本堂に向かった。そこは和ローソクの火がゆらゆらと灯すほの暗い本堂の一角にある護摩堂。50名くらいの参拝者が正座していた。遍照光院の朝のお参りが始まった。透き通るようなリズム感のあるお経に、供のお坊さんがならす鉦の音。お経を唱える住職の吐く息も低い気温のせいか白い・・・。このような非日常の生活も体験できた。

その後、早々に朝食を済ませ、開創1200年を迎えた早朝の高野山の町中へ散策に出た。メインストリートの表参道は、樹齢数百年にもなるスギの木立をバックに、ちょうどミドリや赤や黄に色付いたカエデやイチョウなどの木々と白壁に黒い瓦の寺院とのコントラストが美しい。さすが聖地高野山の街並みだ。昨日の交通渋滞や沢山の外国人も見かけたあの人混みの様子からは想像もできない。さらに「金堂の薬師如来」、「根本大塔の大日如来」、「広大な金剛峯寺の境内」を見学し、前日の奥之院参拝や辻説法などの様子も、おおむね満喫。街中でお坊さんに出会えるなど、好天にも恵まれ、霊場の雰囲気も十二分に実感できた思い出に残る高野詣だった。

午後は、来年の大河ドラマ「真田丸」の舞台にもなる九度山町も散策。

最後に、高野山の精進料理が意外に美味しかったこと。またいつも見かける買い食い立ち食いする姿もなく、マナーもかなり向上した旅であったことも付記しておく。