フェアリーフライ

毎日テレビを見て、ときどき感想を書いています。

本人 vol.11

2009年09月13日 | 雑誌
季刊雑誌です。9月11日発売。有吉弘行さんのインタビューが載っています。写真を含めて20ページ。なかなか読み応えがあります。誰にでもわかりやすいように短く要領よくまとめたインタビューとは、趣きを異にしていて、内省的と言うか、暗い内容となっております。こういう後ろ向きな、どうしようもない感じは、有吉さんらしくて居心地のいいもので、私は嫌いじゃないです。いろいろ、あっちこっち多方面で、バランスを取っている方とお見受けします。インタビュアーが吉田豪さんなので、こうなっちゃたんだな、という感想です。

ただワケのわからない突拍子もないことを言ってるシュールな人というんじゃなく、芯の通った常識人と思われます。その表現の仕方が普通じゃないので、ちょっと付いて行きにくいのですけど。

吉田さんとはDVD『ギューカイ騒然~ココロにのこらない話~』で共演しておりますので、このDVDを鑑賞し、また6月の『週刊朝日』の林真理子さんとの対談をあわせて読むのも面白いです。

表紙を見ておわかりのように、さんまさん特集号なので、有吉さんも登場すると知って、てっきり、さんまさんについて語っているのかと思って、そのへんの興味で注文しました。が、昨日アマゾンから到着して、よく見ると、さんまさんとは別の単独インタビューで、ご自身のことを語りたおしていました。バックナンバーを見ると、出川さんのインタビューの号もあって、お笑い関連にも手あつい雑誌であります。

これを読んで、有吉さんってこういう人なんだとわかったつもりでいると、ご本人は後ろを向いてペロっと舌を出して、してやったりという顔をしていそうな気がします。はい。ミステリアスな御仁でございますな。答えを出したら必ずその逆のことをしそうです。それでいて、ストレートに素直なカードを見せるときもありまして、油断なりません。

なお、この『本人 11号』の1年半前に発行された『hon-nin 6号』にも、有吉さんのインタビューが載っています。「DVD発売記念インタビュー」です。このDVDは「我々は有吉を訴える」でございまして、2ページのインタビューです。これも面白いです。

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