フェアリーフライ

毎日テレビを見て、ときどき感想を書いています。

ゲツニチ

2010年11月01日 | テレビ
『ゲツニチ』
10月29日(金)25:35-27:05 フジテレビ
 
出演 武田修宏 おかまとまり 有吉弘行
スタジオMC 中野美奈子
スタジオゲスト 木本武宏・木下隆行(TKO) 上原美優 土田晃之


N「3人の芸能人に一週間完全密着。2人の日本人がノーベル賞を受賞し、ザックジャパンが初勝利、そして広末涼子がキャンドルジュンと再婚した10月4日月曜日から10日の日曜日までの一週間に密着を敢行。この週に芸能人は一体どんな生活を送っていたのか。そして一週間からどんな情報が出てくるのか。それでは『ゲツニチ』スタート」


というわけで始まりました。ここでは、有吉さんの発言をいくつか紹介します。


 毒舌芸人(芸暦17年目) 有吉弘行(36歳)


◇月曜日 休日 マンガ喫茶へ

・ワンピース
(マンガ喫茶にて)
スタッフ「どんなマンガが好きなんですか?」
有吉「…ボク、友だちがいないでしょ。友だちがいないんでね、ワンピースみたいに、仲間がドンドン集まってくるマンガがスゴイ好きなんですよ、映画もそうなんです」
スタッフ「友だちがほしいんですか?」
有吉「友だちがほしいわけじゃないんですけど、…友だちほしいのかなあでも…」 

・白アリ
(自宅まで密着を提案するスタッフとのやりとり)
有吉「ここで大丈夫ですよ。白アリみたいなもんだから、一匹許しちゃうとドンドン来ちゃうから。『あの番組も家撮ってるから、またいいでしょ?ウチもやらせてくださいよ』ってねえ。いつも大体なあなあな関係になっちゃうんですよ。オレ、そんなにヤリ○ンじゃないですから」
スタッフ「一週間あるんで、ちょっと今日は…」
有吉「今日はね、お断りってことで。そろそろ(コンビニで買った)パスタも冷めてきちゃうんで、そうしましょう。お疲れさまでした」


◇火曜日 TBS番組収録 病院へ(首のヘルニア)

・活字中毒 
(バッグの中身を公開。本が一冊。関厚夫『一日一名言』)
スタッフ「この本、何ですか?」
有吉「活字中毒なんですよ。メシ食ったりするときに大体何かないとダメなんです」
スタッフ「手帳は何か書いているんですか?」
有吉「手帳に何にも書いてないですよ。なんかほら、もの言われたときに『はいはい』って聞いてると、こいつ大丈夫かって思われるでしょ。書いたふりするっていう。それだけのためですよ」

・勲章
(衣装に着替えて)
スタッフ「胸元にすごい勲章ついてるじゃないですか」
有吉「バカにされてるんです。オレ、なんにも賞とったことないんですから。M-1も獲ったことない、キングオブコントも獲ってない、上方漫才大賞も獲ってない、何にも賞とってない。あるとしたらレコード大賞新人賞ぐらいですよ」
スタッフ「持ってるじゃないですか、スゴイの」
有吉「スゴイですけどね、お笑い芸人としては、何にも肩書きがないってことですよ」


◇水曜日 日本テレビ生放送 2時間特番収録

・バッチリ
(特番収録を終えて)
スタッフ「どうでした収録のほうは?」
有吉「いやもう収録はちゃんと…」
スタッフ「面白かったですか?」
有吉「面白いですよ。面白いですし、こんなカメラの前で『失敗でした』とか、『ダメでした』とか言うわけないから、もうその質問しないでください。全部バッチリですから」


◇木曜日 撮影で京都へ


◇金曜日 テレビ朝日へ

・ボス
(収録終わってタクシー内、上島と有吉)
上島「これ大野くんに作ってもらったバッジ」
有吉「ああ、(バッジに)絵かいて…」
上島「うん、作ってもらったんだよ」(嬉)
有吉「いいですよ、自慢しなくて」(微笑)
上島「えっ?」
有吉「なんかさみしいじゃないですか、うちらのボスがね、『大野くんが口きいてくれた』って喜んだら、オレ情けないよ。大野くんが喜ぶならいいよ、『上島さんがすごく仲良くしてくれる』って喜ぶんならいいけど、『大野くんが口きいてくれてオレ最高に嬉しいよ!』って」
上島「そういうわけでもないけど…メール見る?」
有吉「いや、いいですって。見せなくていいですよ」


◇土曜日 DVD発売イベント

・カメラ
(自宅に入れてくれないため、せめて自分で家の中を撮影してほしいとスタッフがカメラを渡し、翌日そのカメラを受け取ったのだが)
スタッフ「きのう渡したカメラ、全然映像入ってなかったんですけど」
有吉「えっ、ウソでしょう?」
スタッフ「ホントです」
有吉「それ知らないな。単純なミスしたのかな。フタ取ってなかったとか」
スタッフ「テープ回った形跡がなかったんです」
有吉「(笑)テープ回った形跡ない?じゃあずっとスタンバイのまんまで回したのかな」
スタッフ「いや、それ回したって言わないですよね」
有吉「それはだってレクチャーがなかったから。言ったじゃない、だからちょっとむずかしいなって。そっちが喜びそうなやつ撮ってやったんだよ」
スタッフ「全然撮れてないです」
有吉「『トイレにほら、かわいい小物がありますよー』とか(笑)、『これお気に入りのバスマットでーす』とか、撮ってやったよ、お前らが好きそうな、しょうもねえやつ。がまんして撮ってやったのによ」

・思想的なもの
(本屋さんにて)
スタッフ「なんの本、買ったんですか?」
有吉「いやまあちょっとそれは言えませんよ、ボクの思想がバレちゃうとマズイんで。思想的なものが出るでしょ本って」
スタッフ「隠したがりますね」
有吉「(笑)そういうのは一切答えませんよ、ボクの思想的なものが」

N「そんな有吉が購入した本をこっそり撮影。週刊ジャンプ、ヤングマガジン、ビックコミックスピリッツ、ロックフェラーの完全支配、宇宙論の超トリック、いまを生き延びるための哲学、の計6冊。これで有吉の思想が明らかになった」


◇日曜日 ラジオ生放送

・教育方針
(放送前)
スタッフ「全然(しゃべらない)おかもとさんと」
有吉「はい。全然しゃべんないですよ、いつも」
スタッフ「そんな嫌いなんですか?」
有吉「うん…。仕事できない…。読めないんですから、字が。…ね、アドバイス送って怒る、怒って、怒ってっていう先輩もいるでしょうし、ほめてね、なだめてスカして、する先輩もいるでしょうけど、ボクは無視です。というやり方をとってるだけです。やっぱり無視っていう教育方針は、これはうん、マイナスと出るでしょうね(笑)」

・密着終了
(帰宅する有吉はオデッセイの車内、見送るスタッフ)
スタッフ「(密着終了すると)ちょっとさびしいんじゃないですか?」
有吉「(笑)面白いこと言うね。…不思議な関係でしたけど。こんだけ付いてもらってるけど、家には、入れないっていうね」
スタッフ「(先日のカメラよりも簡単操作のデジカメを渡していたので)部屋の中が説明できるような写真は、撮っていただけましたか?」
有吉「うん、それぐらいは…悪いから、撮っときましたから。ねえ、あんたはさ、『あんた』って言っちゃ失礼か。谷中くんはさ、一生懸命やってくれたから信頼関係できました。ほんとにありがとうね。いやいや、ホントにお疲れさまでした。最後にカメラ渡して、お別れしましょう。じゃはい、これ(デジカメ)ね、谷中さんに渡して、お別れです」
スタッフ「ありがとうございます」
有吉「はい」
スタッフ「お疲れさまでした」
有吉「はい、お疲れさまでした。またね」(笑顔)


以上で、一週間にわたる密着は終了。このVTRを見たスタジオゲストの土田さんの「有吉へのイメージ」の変化は

 「礼儀正しい常識のある変態」→「礼儀正しくない常識のある変態」

最後に、みなさんが見たがっている、有吉さん撮影のデジカメ登場。土田さんが見ると、果たしてそこに映っていたものは

 「フィルムがありません」

土田「だからね、有吉にはこれ、むずかしいんですよ、こんなカメラ」(笑)