フェアリーフライ

毎日テレビを見て、ときどき感想を書いています。

『NANA』

2006年04月20日 | 映画
レンタルDVDにて。

◆解説
若い女性を中心に熱狂的な支持を集める矢沢あいの同名コミックを、人気シンガーの中島美嘉(ナナ)と「EUREKA」「害虫」の宮崎あおい(奈々)主演で映画化した青春ストーリー。監督は「とらばいゆ」「アベックモンマリ」の大谷健太郎。

主題歌は中島美嘉が [NANA starring MIKA NAKASHIMA]として歌う「GLAMOROUS SKY」で、L'Arc~en~CielのHYDEが作曲、矢沢あいが作詞を担当。劇中歌は、この映画のために抜擢された新人伊藤由奈が[REIRA starring YUNA ITO]として歌う「ENDLESS STORY」。

◆ストーリー
東京に向かう新幹線の中で偶然出会った小松奈々と大崎ナナ。何よりも恋を優先し、東京にいる彼氏のもとに向かう奈々。一方、パンクバンドのヴォーカルとして成功を誓い、東京を目指すナナ。20歳同士で同じ名前だったことで意気投合する2人。その後、引っ越し先の部屋でも偶然の再会を果たし、結局2人は一緒に暮らすことに。対照的な2人ではあったが、この奇妙な共同生活は周囲の予想に反し2人にとって充実したものとなり、ナナと奈々の友情は深まっていった。そんな中、ナナが東京でバンド活動を開始する。一方の奈々は彼氏との関係が危機を迎えていた。

◆感想
原作は読んでいませんが、人気のわけがわかったような気がしました。対照的な2人の女の子を軸に、恋愛、友情、夢が普遍的に語られていました。多くの人がどこかで思い当たるのではなかろうかというような場面、心情。成長物語でもあり、傷つけ、傷つき、悲しいことも多いけれど、前向きに進むとこが爽やかです。コミックスは15巻までの売り上げが3450万部以上ということで、ものすごいです。たくさんの読者の心をつかんでいるのだと思いました。

レイラが歌うシーンで泣けました。音楽で劇的に盛り上がります。ナナの醒めた情熱は、かっこよすぎるくらいかっこいい。ハチは、男を疲れさせる女の子ですが、自分でもどうにもならない業のような部分を自覚しながら明るく生きていく姿が、とても可愛いです。

 アタシは運命とか信じちゃうタチだから