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そんな独り言
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今日は休み(本文とは関係ありません)

2014年04月08日 11時27分32秒 | Weblog

昨今、クルマの役割も変わり、
趣味性を排除した白物家電化を辿っている。

それでも、
少数残っているであろうマニア様の為に、
(選択肢は少ないが)幾つかのスポーティモデルが残存している。

しかしながら、
そのクルマを手に入れたとしても、
現実にそのパフォーマンスを発揮できる環境は、無い。
鎖を解き放てば獰猛に獲物に襲い掛かる、
その獣のポテンシャルを身近に感じるという楽しみに留まるか。




先月の研修会はツインリンクもてぎ。

いつもは菅生なんで、初めてのサーキットだ。
菅生だって、年に一回程度の走行。
しかも、何週も走れる訳ではない。
それでも多少は慣れているんで、
コースを走らせる事に気を取られるばかりに、
クルマの性能を感じ取れないという事は少ない。

で、
初めてのもてぎ本コース。
先頭を走るインストラクター(現役のレーサー)に着いて、
数台が列を成して走行する。

ピットから1コーナーに突っ込むんだが、
どの位の速度で入ったらいいか分からない。
ピット出口からフル加速の2.0DITはいとも簡単に、速度を三桁にのせる。
何気なく、そのまま進入。
が、思ったより、キツイ。
100km/hオーバーのGにタイヤが・・・・・・
その時、無線でインストラクターから指示。

「え~、1コーナーは80km/hくらいで廻って下さい~」


・・・・・・・・・・・(汗)


車内では聞こえないが、
恐らく外ではスキール音が出てるだろう。
走行前の話で、
他の会場で1台廃車になっているとの事だった。
一瞬それが脳裏を過る。

コーナーのアウト側をちらりと見ると、
そこそこ広いエスケープゾーンにクラッシュバリアが見える。

「最悪は・・・・・・」



しかしながらクルマは、
路面を絶対に放さんと云わんばかりに、堪えている。
あと少し、何かの入力を与えればブレークしていっただろう。
そのままの体制でクリアしていった。

安堵と共に、驚いた。

その後のコーナーもクルマに全てを預けていれば、
難なくクリアしていく。
直ぐにゆとりが生まれ、
SIドライブをS#にしてスポーツ・モードを楽しむ余裕があった。

重心が車体の中心部に感じられ、
慣性力で外に引っ張られるといった怖さが無い。
走って1周もしていないんだが、この一体感は何?


クルマをチェンジ。
その時初めて気が付いた。
最初に乗った方は通常の2.0GT。
ビルシュタインの方ではないのだ!

ノーマルの足回りであの性能だ。
ビル脚はもう、もう言うまでもない。
18inがより高いグリップをもたらし、
ロールもグッと抑えられていて、正に爽快という走りだ。
自分の腕が上がったと感じられ・・・・・・・・ ない。
クルマが良いんだという事が、直感で分かる。

S#の8速はかなりクロスしていて、
フルブレーキング中にブリッピングしながらシフトダウンする!
回転のドロップが小さいので、
踏み直しからの加速を鋭くしてくれる。

これはもう完全にスポーツカーだ。
ワゴンの皮を被ったスポーツカー。


僅かな時間ながら、
この様な走行ができるのは職業柄とはいえ幸せな事だ。
願わくば、
ユーザーさんもサーキットで走らせてみる事をお勧めする。
ネットで走行会の募集なんかもやってる様だ。

自分の愛車の本来の性能を知る事も出来るし、
クローズドコースで思いっきり走っておけば、
一般公道で発散する事も無くなるだろう。

コメント (1)
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