鶴ヶ城。
結構、狭い。
弘前と比べるとね。
綾瀬はるかも居ない。
お土産を選ぶ。
荷物にしたくないんで、
宅急便で。
便利な時代になったもんだ。
さて、
予定通りにいったのはここまで。
日光に向かって国道121号線を南下。
地図より目測するに、2時間もあれば市内に入れそうだ。
が、
このルート、予想と違ってた。
ごくごく普通の道。
道幅も狭く、センターラインはずっと黄色。
流れが悪いのに(地元の方々は安全運転。)、パッシングポイントも無い。
このままでは・・・・・
焦りの色が滲む。
日塩もみじラインに入ったのは、
予定より1時間遅れ。
まあ、
地図上で予定を組んだ私の落ち度もある。
疲労が・・・・・
取り敢えず水分補給して、もみじラインにアタック。
が、
前を行くクルマを抜けん。
制限速度30km/h、センターラインはやっぱり黄色。
攻めあぐねていると、
いつの間にか後方に居たジモティが襲いかかる。
クルマが驚いているうちに、私も何とか前に出れた。
しかし、強引というか、危険さが・・・・・・
まあ、
この方は、いつもこうなんだろうな。
人の事は言えん、
この隙にヘアピンのクリアをこなす。
このもみじライン、ヘアピンだけで50近くあるらしい。
その他のカーブを合わせれば、
どれだけのタイトなコースなんだ!
ストレートは、ほぼ無し。
コース終盤、数台のクルマに追いつく。
ジモティは何処へ。
5時近い。
疲れた。
焦るからだろう。
余裕があったら東照宮でもと思ったが、
もうムリ。
明日にしよう。
日光街道を宇都宮に向かう。
渋滞に捕まった。
疲れた。
軽い脱水状態だ。
休もう。
ファミマでチャージ。
更に、
市内に入り、激渋滞。
つうか、
標識を信じて突っ込んだ先が、裏通りだ。
何たって、地図通りじゃない。
頭の中で現在地と目的地を整理する。
冷静になれ。
何とかイメージ通りにクリアしていく。
指定時間には遅れてチェックインしたが、
ようやくホテルに到着。
汗を流してから街へ。
宇都宮ときたら餃子だ。
生ビールと餃子。
疲れの所為か、酔いが回る。
磐梯の道の駅にチェックイン。
昼飯だ。
ソースカツ丼。
いや、胸焼けする~
う~ん、
不味くはないんだが、
やっぱりカツ丼は玉子とじの方が好みだ。
地図が当てにならんので、
道の駅の駐車場で場内整理している警備員に道を尋ねた。
しかし、暑い。
朝は丁度良かった秋物のジャケット。
ジモティは未だメッシュだ。
先を急ごう。
磐梯吾妻スカイライン。
ぬける様に青い空。
標高の高い場所ならではの空の色。
レストハウスの駐車場には100台以上のバイクが。
場所的に関東からも集まって来易い。
なもんで、
結構、道も混んでる。
クリアなコースは一瞬。
その、一瞬を楽しまねばならん。
私同様のツーリングライダーの後を走ってると、
地元の早い連中が詰め寄ってくる。
まあ、
彼らの楽しみもあるんだろう。
が、
私だけ分岐を外れた。
磐梯吾妻レイクラインの確認に地図を眺める。
う~ん、
実際の道路と違う。
4年前の地図だから?
うろうろしながら、
何とかレイクラインに。
まるで空いてる。
つうか、
私以外走っていない。
人気がないんだな。
無料化になる訳だ。
取り敢えず、貸し切り。
磐梯山ゴールドラインへ。
ここも、貸し切り。
どうやら、
一般ライダーはスカイラインしか走らないらしい。
お蔭様で、たっぷりと堪能。
菅生PA。
ちょっぴり眠い。
なんたって、
朝3時半に出てきた。
いや、
この時期になると、
「朝」ではなく、「深夜」だ。
高速に上がると、
月が見えた。
一日遅れの、お月見。
凛とした空気の中、
煌々と輝く月。
月を見て、美しいと思ったのは久し振りだ。
真っ暗な中、
唯一人、走っている。
この時間になると、虫も飛んでいない。
いや、
季節の所為か。
電光掲示板を見ると、
18℃。
シールドを開けると、
突き刺すような冷気。
どおりでE/Gの調子が良い訳だ。
身体は、未だ、眠ってる。
意識もだ。
魂が抜けた様に、暗闇を突き抜けて行く。
我が季節を得たりと、
先を急ぐ空冷4発。
右手の月だけが見つめてた。