今日は20231024
以下9日の文章について訂正をここにしたい。
私が9日に書いた以下の文章では、イスラエル・パレスチナの和平がうまくいなかないのはイスラエルの原理主義者にその原因の一端がある、という意味を読み取れるが、それを書いた後に現況イスラエル内の動画を見たら、イスラエル内に住む超正統派という人たちがパレスチナ攻撃に反対しデモを行って、しかも逮捕されていた。
思想的な背景まで私は理解していないが、この人たちももちろん原理主義者の内に入るだろうから、和平を壊す原因が原理主義者たちという書き方は間違いであり、ここに訂正しておきたい。
もちろん原理主義者もいろいろあるから、完全に間違っているということではない。
20231009
今年は異常な暑さが続いたが、逆に気温が下がるのが例年より早いのではないか。一昨日、深夜に薄ら寒くて目が覚めたが、起きて布団を出してくるほどでもなく、しかも眠いし、寒いなあでも眠いなあと思いながら毛布を頭まで被ってまた寝たが、こういった時が一番風邪をひきやすい。
風邪はひかなかったが、戦争は始まった。イスラエルは全面戦争の構えである。パレスチナ・ハマスに宣戦布告をした。50年ぶりとのこと。パレスチナによる急襲と殺戮。誘拐。アッラーアクバルという神の名を呼ぶも不気味な声とともに惨たらしい映像も出回っている。
イスラエルは国内法的に全面戦争へのスイッチを入れた。もう戦闘開始さあ全開の気配である。イスラエルは「赦さない国」である。1972年に起きたミュンヘンオリンピック事件への執拗な報復劇がそう。1981年イラクが核開発に入りそうになった途端にその拠点を空爆をしたこともそう。だからこれからどれほどのパレスチナへのリバウンドがあるのか想像もできない。
イスラエルは細長く小さな国で、周りはアラブとイスラムの敵国ばかりである。建国の際のイギリスを交えた顛末は有名な話で、あの敵ばかりの真ん中に無理やりに作った小国を保っていられるのは、諜報機関モサドの優秀さと、兵器兵力兵隊のお陰と、いざとなったら少しくらいの犠牲は国の繁栄の永続においては仕方がない、という思想があるからだろう。
私はなぜか子供の頃からユダヤ民族に興味があり、なぜユダヤ人は迫害されてきたのか、を知りたくて関連する本も読んできたが、未だにその本当の原因はわからない。イスラエルとアラブにそれぞれ住んでそれぞれの人たちと接し体感しなければきっと心底の理解はできないだろう。
そもそもユダヤも一つではなく、その中でも純粋かつ原理主義的な人達がいて、あまりに頑固頑冥。そして敵対するアラブ原理主義者も頑迷にして頑固。他を一切認めないからいつまでも水と油で、同じ旧約聖書を戴き、崇める神は同じなのに敵対は永遠に続く。
そうはいっても戦争になれば人は死ぬ。子供が一番の被害者になる。だからどうすれば敵対をやめさせ、平和と繁栄を彼の地にもたらすことが出来るのだろうか?と考えたこともあった。イスラエルという国が建国される前はけっこう仲良く暮らしていたわけであるし、今でもアラブ人がイスラエル内に少なくない数が住んでいるわけでもあるし。
ところがやはりユダヤは一つではなく、アラブも一つではない、ということが永遠の敵対につながり、一部が歩み寄っても、妥協を許さない原理主義者たちがそれを粉々に壊してしまうことがいくらでもある。そこに欧米中露の思惑と、武器と金の利権が無数に絡むから、あまりにも複雑。それでもう結論をいうと、私たち日本人の八百万の神というメンタリティでは彼らを真に理解することは到底出来ないというある種の悟りに達した。
今回も、イスラエルとサウジアラビアが国交を正常化しようとしていた矢先のこの戦争突入である。世界一の諜報機関であるモサドでさえその兆候を察しえなかったのか、それともトラトラトラと同じく、知っていたが、この際に全滅させようと企んだのか。いやテロ組織を完全に消滅させることは出来ないから、それを目的にすることは考えられない。モサドが騙されたのではないか。するとハマスだけで出来ることではないから、強力なサポートがあったのだろう。モサドに同等の働きが出来るとすれば、まさかCIA? 今の民主党政権ならやりかねない。要するに世界大戦に持ち込みたいのか。いや全然わからない。適当なことを書いているだけだから。
さて、今の世の中の問題の核心は、利権のインフレにあるのではないだろうか。
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