夢の羅列<なぜか埼玉>20170503
夢の中で私は、なぜか埼玉にいるらしい。
この「なぜか埼玉」というコピーはたしか歌の名だったか。
埼玉の立ち位置というか存在感というか、
そういったことを大変にうまく言い当てている気がする。
なんとなく埼玉。気がついたら埼玉。わけもなく埼玉。
しっくりこない。
やはり「なぜか埼玉」は秀逸だ。
などと私は夢の中で「なぜか埼玉」に妙に感心しながら歩いていた。
でも埼玉はけっこういいところなんだよね。
まず広い。広いから場所によって全然違う文化様相がある。
東のディープなスポットから西のカントリーまで、いくらでも楽しめるし、
食べ物も海がないから逆に山と畑オンリーの色が濃くて、独特さが残っている。
……まあ、ホントは埼玉をあんまり知らないのだが。
いつだったか、
泥酔して横浜から電車に乗って、気がついたら柏の駅のベンチで寝てたことがあったが、
いや、柏はあれか、千葉か。
今、気になって「なぜか埼玉」という曲を検索して聴いてみたら、
ああこれか。
いい加減な歌詞にいい加減な曲という絶妙なバランスで、けっこう好きだ。
♪右も左もすべて埼玉、というところで思わず笑ってしまった。
それで、
夢の中で私は、なぜか埼玉のどこかの主要駅の構内にいた。
フリーマーケットのようなイベントを見て回っていた。
ウロウロしていると、見覚えのある女性がぬいぐるみのような品を売っているのを見つけた。
「この間、駒沢公園にいたよね」
「ええ、今日は駒沢の予約が取れなくてこちらに来たんです」
「ふーん。けっこう大変だな」
彼女の店はもちろん露店形式であるが、大きな板を斜めに二枚置いて、
そこに手作りのぬいぐるみなどがテープでたくさん止めてあり、とても見やすい。
斜めの板には白い紙が全面に貼ってあり、女性らしい清潔感もある。
私は彼女と板越しにしばらく何かを会話しながら、
なんとなく板に貼られた紙に目をやると、そこに私の名前が書いてあることに気がついた。
あれ、なんだこれ。住所まで書いてあるではないか。
いやいや、これはオレの字だ。オレがたしかここに書いたんだった。
その下にどこかの会社の電話番号が書いてあり、そうか、思い出した。
私はいつだったか、ここではないところで彼女に何かを尋ねて、
彼女は快く答えてくれて、
その時に教えてくれた仕入れ先だか関係先だかの電話番号をここにメモしたのだった。
そして、ついでに自分の名前もと、ここに書いたのだった。
オレ、バカじゃねーの。
おわり。
夢の中で私は、なぜか埼玉にいるらしい。
この「なぜか埼玉」というコピーはたしか歌の名だったか。
埼玉の立ち位置というか存在感というか、
そういったことを大変にうまく言い当てている気がする。
なんとなく埼玉。気がついたら埼玉。わけもなく埼玉。
しっくりこない。
やはり「なぜか埼玉」は秀逸だ。
などと私は夢の中で「なぜか埼玉」に妙に感心しながら歩いていた。
でも埼玉はけっこういいところなんだよね。
まず広い。広いから場所によって全然違う文化様相がある。
東のディープなスポットから西のカントリーまで、いくらでも楽しめるし、
食べ物も海がないから逆に山と畑オンリーの色が濃くて、独特さが残っている。
……まあ、ホントは埼玉をあんまり知らないのだが。
いつだったか、
泥酔して横浜から電車に乗って、気がついたら柏の駅のベンチで寝てたことがあったが、
いや、柏はあれか、千葉か。
今、気になって「なぜか埼玉」という曲を検索して聴いてみたら、
ああこれか。
いい加減な歌詞にいい加減な曲という絶妙なバランスで、けっこう好きだ。
♪右も左もすべて埼玉、というところで思わず笑ってしまった。
それで、
夢の中で私は、なぜか埼玉のどこかの主要駅の構内にいた。
フリーマーケットのようなイベントを見て回っていた。
ウロウロしていると、見覚えのある女性がぬいぐるみのような品を売っているのを見つけた。
「この間、駒沢公園にいたよね」
「ええ、今日は駒沢の予約が取れなくてこちらに来たんです」
「ふーん。けっこう大変だな」
彼女の店はもちろん露店形式であるが、大きな板を斜めに二枚置いて、
そこに手作りのぬいぐるみなどがテープでたくさん止めてあり、とても見やすい。
斜めの板には白い紙が全面に貼ってあり、女性らしい清潔感もある。
私は彼女と板越しにしばらく何かを会話しながら、
なんとなく板に貼られた紙に目をやると、そこに私の名前が書いてあることに気がついた。
あれ、なんだこれ。住所まで書いてあるではないか。
いやいや、これはオレの字だ。オレがたしかここに書いたんだった。
その下にどこかの会社の電話番号が書いてあり、そうか、思い出した。
私はいつだったか、ここではないところで彼女に何かを尋ねて、
彼女は快く答えてくれて、
その時に教えてくれた仕入れ先だか関係先だかの電話番号をここにメモしたのだった。
そして、ついでに自分の名前もと、ここに書いたのだった。
オレ、バカじゃねーの。
おわり。