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Led Zeppelin/Rock'n Roll

2018-03-24 19:57:07 | youtube



70年代レッド・ツェッペリンを好きな友人はたくさんいたが、私はまったくそんなことはなかった。曲名でメロディを思い出せるのも10曲ないと思う。どちらかといえばジミ・ヘンドリクスやピンク・フロイドのファンだったから、ギタリストのジミー・ペイジのこともずっとピンとこないまま現在に至ったのだが、そのわけが最近わかった。レッド・ツェッペリンはレコーディングの音よりもこの動画のようにライブの方が私には断然いいのだ。まったく音もノリも違う。以前はこんなに簡易にライブ映像を視聴できなかったから、能動的にそれを求めなければ評価は何十年でも変わらないのだ。いや、かっこいい。ジミー・ペイジ。この余裕。100%のうち今日はほんの15%を出していますよ、とでもいうようなクールな感じ。そして歌のロバート・プラント。このライブでは少し低く歌っていることも評価が上がるポイントだった。私は昔の声の高いハードロックやメタル的なのがどうも苦手で、あれは鳥人間か何かのように聴こえるのだ。もちろん苦手なのは男ね。そんなに無理しなくても、とつい思ってしまう。この曲「ロックンロール」もレコーディングバージョンだと歌い出しがCの音だが、このライブではAまで下げている。同じキーで、である。それがいい。そこがいい。その方が声の質も私には好みで耳に優しい。偶然にこの動画を「お、ツェッペリンか。懐かしいな。ちょっと視てみるか」とクリックしたわけだが、これはかっこいいと驚きながらも、イントロの拍がどうしても合わないことにイライラした。ドラムからカウントすると、ギターの入り方にどうしても合わないだ。タタツタタツ……、と1時間ほどがんばってみたが、わからなかった。あれか、また変拍子か。さすがに私には高度すぎて理解できなかった。それで仕方がないから調べてみたら、すぐにわかった。このイントロはロックレジェンドのひとつのトピックのようであるらしかった。結論をいうと、つまりタタツタタツの最初のタは1拍目ではなく、3拍目の裏であった。いや私が分析したわけではなく、そう答えが書いてあった。さすがプロ。よくわかるな。それでやっと理解をしたわけだが、これが実際にカウントをとってもなかなかギターの入りに合わない。私がギターを弾くわけではないのだけど、とにかく入りに合わないことが気持ち悪い。それでもう誰も見ていないから、オーケストラの指揮者のように4拍子のタクトを指で振って、何度も繰り返したらやっとわかった。理解した。スッキリした。しかしそれにしてもジョン・ボーナムはドラムが上手いな。こんなに上手い人だったことも今まで知らなかった。パワーの人だと思っていた。以前、アンジェリーナ・ジョリーのお父さんをこのジョン・ボーナムだと思っていたことがあって、まあリブ・タイラーの父親がスティーブン・タイラーということもあるし、欧米はいろいろ複雑だからな、などとわかったような気分だったが、いえ、父親はジョン・ヴォイトでした。「ヒート」のネイト役がよかった。他には「真夜中のカウボーイ」「オデッサ・ファイル」か。「オデッサ」は途中で適当な感じがしてきて観るのをやめた記憶がある。「真夜中の」は、ダスティン・ホフマンな。あの人がもうドロドジメジメベタベタしていて観るのが辛かった。また穂積さんの声が合いすぎてこれも辛さに拍車をかけた。ダスティン・ホフマンでよかったのはやっぱり「パピヨン」か。わりと新しいところでは「パフューム・ある人殺しの物語」がよかった。あの香水屋の親父。顔が真っ白。ヨーロッパも昔はなんだか汚かったね。おわり。
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