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エジプト、そしてZippoの由来。エクソダス。 

2016-07-10 20:28:20 | Diary
今日付けでトップ画面に貼ってある動画は、
鼻歌を歌いながら子象を撫でる外国人の女性の図、なのだが、
そのけっこう上手な鼻歌が
アニメ「プリンス オブ エジプト」のテーマだったから、
ついそのアニメを探して観てしまった。

見始めてからわかったのだが、
要するに筋は旧約聖書の出エジプト「エクソダス」からということで、
古い人間としては当然のごとく、
同じストーリーを基にした古い映画の「十戒」と較べるのは致し方なく、
やっぱり「十戒」の方が面白かったかな、と個人的には思った。

だいたいわりと最近、CS放送で「十戒」を何度も再放送していて、
昼過ぎの眠い時間によく観た。それでだろうか、
モーゼ=チャールトン・ヘストンというイメージが脳内に固定化されている。

ただし、サウンドトラックはアニメの方が好きだ。
まあアニメはミュージカル仕立てであるし、
アメリカのこういった音楽の作曲からアレンジ、演奏、歌、まで、
その職人たちの能力は常に盤石で、結果が不出来ということはない。

しかし、冒頭で、モーゼの母が川にモーゼを流す場面で歌う子守り唄については、
日本語で歌っている女性が誰なのかわからないのだが、英語版より良かった。

ホイットニー・ヒューストンとマライア・キャリーの歌うエンディングソングも、
これは文句なしに良いが、これがこの映画の曲だとは今日まで知らなかった。

物語で、モーゼが結婚するツィッポラだが、これについては以前から
思っていたことがあり、それは、
ツィッポラのスペルはZipporahもしくは、Tziporaとなるわけだが、
つまり、私の彫刻の素材であるZIPPOの名前の由来はここからなのでは、
ということである。しかし根拠はまったくない。

ライターのZIPPOの由来でよく言われているのが、
"着火音が「ジッポー」と聞こえるから" であるが、
しかしそれに加えて、モーゼの奥さんの名前を重ねたということも
十分に考えられるような気がするが、やはり根拠はない。

これについて検索してみると、日本語での記述はまったく見当たらない。
英語での記述がわずかにみられる。とはいっても、
どれも推論で根拠はないようだ。

物語に話しを戻すと、
「出エジプト記」は、旧約聖書の「創世記」の次の章で、
「創世記」の神話的な記述に較べて、
世界史という観点からも重要な実録的であり、面白いのは、
ユダヤ人(ヘブライ人)がここですでに他者から嫌われているという点である。

「出エジプト記」にしても、
ヘブライ人は他者と交わらず、しかも繁殖力が強く、
今にも国が乗っ取られそうだから、
奴らを奴隷にして働かせ、子が男子なら殺してしまえ。
そうエジプト王であるファラオが布告するのだが、
そこから赤子モーゼが川に流され、エジプトの王妃が拾い、物語が始まるわけだ。

ヤハウェの力を得たモーゼを先頭にエジプトから脱出した一団は、
シナイ山で一悶着あるが、モーゼがめでたく十戒を授かり、ユダヤ教の成立となる。

それがだいたいBC13世紀くらいだといわれているから、
現代からだと約3300年ほど前になる。

ユダヤ教のすごさは、教育を最優先に考えているところで、
国を挙げての教育の底上げという政策は、何十年も何百年も経つと、
そうでない国とは恐ろしいまでの差が出来ることだろう。

我が国もそうありたいと思うが、しかし、
彼らの一神教に比べて、八百万の神という思想は、圧倒的に素晴らしい。

それで、この「エジプト」を観てから勢いがついてしまって、
同系というか、アニメの「アナスタシア」も観てしまった。

「美女と野獣」をこれから観ようかどうするか、考えている。
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