三多摩の鐘

The Bells of San Tama -関東のキリスト教会巡り-

年間第33主日のミサ<後編>

2011年11月17日 | ミサ聖祭
年間第33主日を迎えたカトリック吉祥寺教会
(住所:東京都武蔵野市御殿山1-7-8)

11月13日(日)、吉祥寺教会で年間第33主日のミサに与った。京王井の頭線の吉祥寺駅で下車すると、ホームに「撮り鉄(列車の撮影マニア)」が数人いた。井の頭線の3000系車両が来月で引退するからだろう。3000系車両とは、「1962年に登場した当社初のステンレス車両。 先頭車正面の上半分を、編成ごとに異なる七色に塗り分けたレインボーカラーを初めて採用し、井の頭線のイメージを確立しました」(京王電鉄サイト)。昭和の老兵が、また滅びゆく。

吉祥寺教会に到着。聖堂入口で、この日の朗読箇所が記されたリーフレット「聖書と典礼」を、一部20円で販売していた。これは無償配布と思っていたから、ちょっと驚いた。午前10時30分、ミサ開祭。この日の司式は、大阪教区の明石(あけいし)健次神父。美しい教会群で知られる長崎・五島列島のご出身だ。福音朗読は、イエスのタラントンのたとえ話(マタイ25・14-30)。財産を増やした忠実な良い僕(しもべ)に対し、主人は「一緒に喜んでくれ」と言った。

明石神父は、「私たちの人生をふり返り、『イエスと一緒に、喜びの中に生きてきたのか』を思い出してください。神が『一緒に喜んで欲しい』とお与えになった毎日を喜び、感謝しましょう」と話された。ミサ後、私は徒歩で東京女子大学に向かった。学園祭の機会を利用して、アントニン・レーモンド(注)設計の歴史的校舎群を見学。ちなみに、東京女子大学はプロテスタント系のミッション・スクールで、初代学長は旧五千円札の肖像でおなじみの新渡戸稲造である。


東京女子大学 本館を望む
(住所:東京都杉並区善福寺2-6-1)

(注):Antonin Raymond(1888-1976年)。チェコ出身の建築家。代表作に、東京女子大学校舎群・礼拝堂、南山大学名古屋キャンパス校舎群、カトリック目黒教会聖堂カトリック豊島教会聖堂など。

◆この日のミサ中の主な歌:
ミサ曲2(典礼聖歌207-210)、入祭:典礼聖歌137「すべての人の救いを」、奉納:典礼聖歌108「主とともに」、拝領:典礼聖歌127「主をおそれる者に」、閉祭:典礼聖歌411「わたしは門のそとにたち」。
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