しげる牧師のブログ

聖書のことばから、エッセイを書いています。
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朝の露 Ⅱサムエル21章 <ペリシテ戦>

2020-06-22 | Ⅱサムエル記

「これら四人はガテのラファの子孫で、ダビデとその家来たちの手にかかって倒れた。」(Ⅱサムエル21:22新改訳)

強敵ペリシテ人との戦いは、ダビデが晩年になっても続いた。前王サウル一家はペリシテ人との戦いで戦死していたから、どんなに手強い相手だったかがわかる。▼しかしダビデのもとには多くの勇士たちがおり、彼らが王を助けて敵を打ち破った。ここにはアビシャイ、シベカイ、エルハナン、ヨナタンの四人が挙げられており、彼らはダビデが巨人ゴリヤテに勝った場面をみごとに再現した。ひとりの人が神の油注ぎを受けると、その周囲にまで祝福が広がり、多くの人々が御霊に用いられて悪魔の陣営を破ることがわかる。ダビデ軍の強さは神によるものであったことを、ダビデ自身が歌っている。「主は生きておられる。ほむべきかな、わが岩。あがむべきかな、わが救いの岩なる神。この神は私のために、復讐する方。諸国の民を私のもとに下らせる方。神は、敵から私を携え出される方。あなたは、向かい立つ者から私を引き上げ、不法を行なう者から私を救い出してくださいます。」(Ⅱサムエル22:47~49同)▼二千年前、地上に出現し、神の栄光を現した全き人イエス、このお方に用いられ、様々なしるしと不思議を行った人々は数えきれない。考えてみれば、私たちも「ダビデの部下」のようである。王なるキリストは天にあって大祭司の職につき、御聖霊は地上のキリスト者たちの内にあって力の基となり、福音の戦いは今日も続いて行く。主が再臨されるその日まで・・・。