へそのゴマ

へその中にはゴマがあり、取ったらお腹が痛くなるので取ってはいけない。
とか、へその中をむやみに触ってはいけない、と子供の頃に聞いたことがあるような気がします。
小学1年生の時に家の中で何やら仰々しい小さな木箱を見つけ、開けてみるとしわしわのカラカラといった感じの見たこともないヘンなものが入っていました。
こりは何じゃ？
と訊ねたら、お前さんのへその緒だと言われましたがピンと来ず。
そんな日頃はあまり気にも止めないへそではありますが、よく考えたら人間以外にも卵から生まれる動物以外はみんな持っているのですね。
へぇ～、そう～？！(©️林家木久扇師匠)。

気づくのが遅すぎる感もありますが、今日母の身体を拭いていて真っ黒なへそを見て思わずギャッ、と驚いたのです。
デイサービスやショートステイでは必ず入浴していましたが、家でへその清掃までは気がつかずにいました。
とにかく他の人の目に触れる前になんとかしなければ、と慌ててノンアルコール除菌ティッシュを使ってへその中を掃除しました。
そして自分のへそも気になって帰宅して入浴後、恐る恐る綿棒でクルクルやってみました。
そういえば「おへそが臭い子が多い」と有名AV男優の方の本にも書いてあったような。

へその中に綿棒を入れて掃除しながら、もし手が滑ってこの綿棒が穴の中に突き刺さってしまったらどうなるのだろうと思うと怖くなり、さっさと掃除は終了。
けれど突き刺さってしまった時、更に押し込んだらどこまで入っていくのだろう？
そう考えると生き物の体というものは本当に不思議に満ちているなぁと、唸らずにはいられないのでありました。