中野笑理子のブログ

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桜と満月

2018年03月31日 | 日記
今夜は今月2度目の満月。
桜は満開、春もたけなわ。
けれど心は厳冬のように冷えきっております。
もう心身ともに限界に近いけれど、本を開いてなんとか踏みとどまる。

朝井まかてさんの「雲上雲下」を読み終えた。
今、昔々あるところに……で始まる昔話を眠る前に親から聞かされている子供はどのくらいいるのだろう、と思った。

その昔話も、悲惨な終わり方や子供が怖がるような描写を変えて伝えられているらしい。
運動会で1等2等と順位をつけずに手を繋いで全員一緒にゴールすることや、日本語もまともに話せないうちから英語を教える教育法など、本当に子供の為になると思ってやっているのだろうか。
憂鬱な春の月夜でありました。

満開と思ったら早、散り始め。
花の命は短い。
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春の別れ

2018年03月30日 | 日記
仕事でお知り合いになってもう何年になるだろう、いや軽く十年は経っているのか。
女性の大先輩の方がこの春、退職されるとのことで会社までご挨拶に来て下さった。
けれど私はその時、席を外していてお会いすることが出来なかった。
小さなメッセージカードと出張先でのお土産だろう、可愛い包みがデスクの上に置かれていた。

若い時はこの季節の転勤や異動の挨拶を経験しても特に何も感じることはなかったけれど、歳を重ねた今は先輩方の退職が淋しい。
悩みや愚痴を聞いてもらい、時には目の前でおんおん泣いた時もあった。
その度に明るい笑顔と前向きなアドバイスをいただき、何度助けて貰ったかわからないほどお世話になった大先輩である。

歳をとっても自分のことで精一杯な自分は、果たして先輩のように誰かが困ったり悩んでいる時に支えになれるだろうか。
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烏梅

2018年03月29日 | 日記
「うばい」と読みます。
見た目は真っ黒な梅のミイラのようです。
杉浦日向子さんの「ごくらくちんみ」で知り、早速取り寄せて以来、我が家の風邪や体調不良時の常備薬。

やっと暖かくなってきたのに、喉が痛く夜になるとゾクッと寒気がするので、マグカップに2粒ほど入れ熱湯を注いだのを一日中チビチビと飲んでいます。
寝るのが一番だとわかっていますが夜ぐっすり眠れない毎日なので、仕事に行きながら騙し騙し治すしかないんだな。

気づけば桜も満開で、大好きな沈丁花の花も盛りを過ぎてしまいました。
毎年食べたいと思っている土筆も店頭で見かけることがなく、今年もおあずけになりそうです。
残る楽しみは藤の花。
その頃にはもう、初夏の日差しになっているんだろうナ。
いつもにもまして、横目の春なのでありました。
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いつもと違う朝の風景

2018年03月28日 | 日記
春の選抜高校野球が始まり、駅へ向かう朝の風景が一変しました。
球場からかなり離れた海側にも地方ナンバーの応援のバスが停まり、沿道にはたこ焼きの屋台やお土産屋さん、8時前から選手や楽器を手にした応援団が球場の周りに整列して入場を待っています。

阪神巨人戦の観客数には及ばないものの駅の周辺は観客で溢れ、いつもの朝とは違う顔の駅周辺。
親子連れが多く、そうか……世間は春休みなんだな~と羨ましく思いながら通勤電車に乗り込む。
しかし子供はともかく、お父さんや大人同士の観客は仕事を休んで来ているのか。
いいなぁ……。

帰りの電車は高校野球の影響で、数分の遅れ。
これもまた、仕方のない春の風物詩なのでありました。

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老後の楽しみ

2018年03月27日 | 日記
昨年の4月から始まった朝刊の切り貼り「くらしの文様帖」がもうすぐ終わります。
休刊日以外、毎日飽きずに切りとっては貼りつけを繰り返し、もうすぐ完成。
その前の1年間は「四季の山野草」でした。

引っ越してきて新聞をとるようになり、朝刊第2面に周囲を点線で囲まれた小さなひとこまがあり隅っこにハサミのマークがついていて、これはいったい何なのだろうと不思議に思っていたのです。
年末の朝刊に『来年は「四季の山野草」が始まります。切り貼り帖ご希望の方は販売店まで』とあり、半年越しの謎が解けたのでした。
その時のシリーズは昔の玩具でした。

『「四季の山野草」は元日から始まります』とあったので、なんとなく最初は福寿草から始まるんじゃないかなと思っていたらその通りで、嬉しい年明けでした。
以降、毎日切っては貼っての繰り返し。
余白にその日の天気と気温と何故か血圧に一言かけるスペースがあり、血圧以外はすべて書いています。

忙しくて何日か溜まって面倒になり、来年はもう辞めようかと思う時もあるけれど、続けているのはきっと年老いた時に、見て昔を楽しもうと思っているから。
楽しいことばかりの毎日ではないけれど、 その時が来たらすべて懐かしい思い出に変わっていると思うのです。
解説文を読むと勉強にもなり、何かの役に立ってくれる日が来るかもしれません。

そんなことを思いながら毎日、切っては貼って書いてます。
次に始まるシリーズは「ひょうごの野鳥」。
もちろん、また切り貼り帖の申し込みをしたのでありました。
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