中野笑理子のブログ

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声は聞こえど

2017年09月30日 | 日記
夕暮れ日も落ちかけた頃、買い物帰りの信号待ちで聞こえた声。
交差点の角の小学校の植え込みから、ミャウミャウと身体中の力いっぱいに鳴いています。
散歩中の犬もコンクリートの塀に前足をかけて立ち上がり、声の主を探しています。
私も帰る方向と反対側へ渡って声の主を探しましたが、怖がって姿を見せません。
呼び寄せようと、チチチチチと舌を鳴らしても、ミャウミャウという声だけで姿が一向に見せません。
辺りはもう真っ暗になってしまい、警戒してか鳴き疲れたのか声も次第に小さくなって、とうとうその正体は見つけられませんでした。
声の感じからすると、生後2ヶ月ぐらいの仔猫のようですが一匹だけの様子。
明日の朝早く、もう一度見に行ってみようと思います。
もし会えたら、連れて帰ってしまうかもしれません。
どうか一晩、頑張るだじょ、顔も知らない仔猫ちゃん!

キミに決定!

2017年09月29日 | 日記
もうすぐ日付が変わろうとしている。
早く帰ってブログを書かなければッ、と焦って小走りになりながらエントランスへ入ると、シュッと素早く何かが走った。

すわ、怪との邂逅か!

物陰から窺うと、距離をとりつつ向こうもこちらを窺っている様子。

うわ、か、可愛い。


ありがとう、今日のブログはキミに決定!
初めてお目にかかる新顔ちゃんでした。

秋の夜は

2017年09月28日 | 日記
秋の夜長の読書は楽しい。
読書はいつでもどこでも楽しいけれど、夜風はそよそよ涼しくて、虫の声は邪魔にならないBGMで、ついつい夜更かしをしてしまう。

オール讀物10月号に暮しの手帖、ビッグコミックオリジナルに「きのう何食べた?」の最新刊、そしてまた買ってしまった佐藤正午さんの「書くインタビュー」。
時間を忘れてページを繰るうちに、いつしか虫の声は止んでいて、時計を見るともうあと何時間も寝られない。

浮浪雲も最終回。
デデンデンデン♪も、もう聞けないのか。
なんだか淋しいナ。
おねえちゃんじゃないけれど、あちきと遊ばない?
一度言われてみたかった。

実家からの帰り道では、音楽会でもあるのか、子供が練習するリコーダーが聞こえてきて、その音色に合わせて歌を口ずさんでいた。
曲は童謡の「紅葉」だった。


おかわりが言い出せなくて

2017年09月27日 | 日記
たまたま外出先でお昼となり、ひっさびさにスリランカカリーのカルータラへ。
喜びに震えるココロを抑えつつも身体は正直。
ほくそ笑みながら足早にオフィス街を行く、ちょっと不審な人となりました。

やれ嬉しや、今日はラッキーなことにスペシャルメニューの日!
本日のカリーはマトンカリー。
外で待つこともなくサッと入れてまたラッキー!
店主の横田さんに「お久しぶり!」と言われて、嬉し恥ずかし。
マトンカリーとレンズ豆カリーのハーフ&ハーフにカッタサンボーラ(鰹節のスリランカのふりかけ)のトッピングをオーダーしました。

お待たせしました!
と目の前に熱々のカリーが到着。
フワァッとカリーのスパイシーな薫りと、ごはんの香ばしい薫りが立ち込めて、ああ幸せ。
ゆっくり丁寧にひと匙目を口に入れると、マトンはピリッと、レンズ豆はクリーミー、ごはんはやさしい香ばしさ、そしてソフトスパイシーなカッタサンボーラ。
四味一体となったそれはもう、言葉に出来ない。
ウマウマ、しゃーわせ!
としか言い様がないもの。
しみじみと約1年振りの美味しさを噛みしめたのでありました。

けれど何にでも終わりはあるもの。
最後のひと匙を食べ終え、デザートのキトゥルヨーグルトを食べながら、いつものチキンカリーと豆カリーのハーフも食べたいという思いがムクムクと。
言うべきか、言わざるべきか。
しかし大盛を注文する人はいても、おかわりをするお客さんは見たことがない。
逡巡している間にもヨーグルトはなくなってゆき、店内は食べ終えた人が店を出るしりから新しいお客さんが入って来て、とうとうヨーグルトも食べ尽くしてしまいました。

顔で笑って心で泣いて。
ご馳走さまを言いながら、また今日も言えなかった……と、とぼとぼ帰るのでありました。
そんなカルータラは来月、カレーイベントに出店します。
行きたーい!

夜道を跳ねるもの

2017年09月26日 | 日記
帰り道、バスを降りると外はもう日が暮れていました。
舗道の上を、小さなものが前からピョンピョンと跳ねて来て、私の足に飛び付きました。
小さなものは、優しく払って草むらの中へ逃そうとする手をすり抜けて、ジーンズの上をクルクルと歩き回り、なかなか離れてくれません。
明るい電灯の下へ行って、やっと足から離れてくれたそれを見て、ギャッと小さく叫んでしまいました。
それは思った通りコオロギでしたが、一瞬Gに見えてしまったのです。
私の小さな叫び声を聞いて身の潔白を証明するかのように、コオロギは一度ピョンと明るい所へ出て来て、草むらへと帰って行きました。
コオロギには何の罪もありませんが、関西のおばちゃんは「もうッ、アンタは! ビックリするやんか!」と独りごちて、実家へと向かったのでありました。