母の入院と井之頭五郎

実家の母親が入院。
先週水曜日、胃カメラの検査を受けると聞いていたので、その夜、どうだった～？ と電話すると、明後日入院して手術しないといけないと言う。
どこが悪いのか、どんな手術なのか、何を訊いてもパニックになっていて「わからない」の一点張り。
まるで童謡『犬のおまわりさん』の歌詞に出てくる迷子の迷子の子猫ちゃんのよう。
その夜考えたあげく、思い切って翌日、病院へ電話してみた。
本来であれば出向かなければいけないのだが、日にちも明日と迫っているし、仕事も急には休めない。
案の定、ご家族の方の電話を主治医の先生にお繋ぎする事はできません、というつれない返事。
それでも事情を説明すると、午後もう一度電話くださいということで、なんとか話を聞くことができた。
病名は総胆管結石症。
胆汁の出口に石が詰まって胆汁が出にくくなっており、肝機能障害をおこして黄疸も出ているのですぐに手術を、と説明したが本人がちょっと待ってくれということで、明後日になりました、ご家族の方もいらして下さい、ということだった。
母がちょっと待ってくれと言ったのは、今月初めに父が救急車で運ばれて入院し、現在退院したものの自宅療養中であるのでそれが気になってのことだった。
金曜入院当日、父の付き添いは無理なので、会社を休んで朝から付き添う。手術は一時間位で済んだが、かなり痛みを伴ったらしく意識朦朧で苦しそう。
絶食で点滴は受けているが、体力的にも大丈夫なのか、見ていて不安になる。
そしてこの土日も病院へ通ったが、母の言動が少しおかしい。
病状の説明をして、大丈夫だと言っても「怖い、怖い」を繰り返し、かなりテンパっている。
もしかして認知症も始まりかけているのか？
入院に必要なこまごましたものも全然揃っていなかったので、実家へ取りに行き、また病院へ戻る。
実家と病院は私鉄の駅で３つとバスを乗り継ぐ。
病院→実家→病院と済ませると、外はもう暗くなっていた。
一歩外へ出たとたん、全身の力が抜けて足元がふらつく。
思えば朝から何も食べていなかった。
空腹が原因なら安心だ。
安心したら、余計お腹が空いてきた。
駅前に昔ながらのコテコテの焼肉屋があった。
一瞬、躊躇したけれど、エエわ入ったれ！
家族連れやカップルが仲良く卓を囲む中、ひとり、肉を焼き、食らう。
気分は『孤独のグルメ』の井之頭五郎だ。
美味しかった！
なんとかまだ耐えられそうである。

帰り道のBGM♪五郎の12PM by 伝美♪

シャコ

昼下がりのスーパーで発見！
ちょっと小さめだけど、パックの中でガサゴソ動き回っているシャコエビ。
伊勢産。しかもひとパック180円！！
これは買うしかないでしょう。
持って帰る間も、ガサゴソ動く音が聞こえる。
南無三。
煮えたぎる鍋の中へ生きたままドボン。
きれいな紫色に茹で上がった。
旨いッ！
小さい頃から大好物なんだけど、近頃はなかなかお目にかかることのない貴重な食材となってしまったシャコ。
懐かしい味。
うーん贅沢ぅ～。
ほんと贅沢。
シャコの身を食べてるんじゃない。さっきまで生きていた命を食べているのだもの。
購入したのは、ひとパックだけでないことは勿論なんだけど、何パック買ったのかは敢えてここでは書きません。


レシピっても茹でるだけですが……なBGM♪おいしいレシピ by Perfume♪

満満満月

うわっ、もう９月！
しかも今夜は十五夜って。
お月見だっていうから満月かと思ったら、満月は明日なのだった。
明日の満月は今年最後のスーパームーンで、この次に満月のお月様が地球に最も近づくのは来年の９月２８日。
昼間はまだ少し暑いけれど、早くも夜はひんやり肌寒い。
参ったなぁ、もう。
季節の巡りが速すぎるのか、自分がぼんやりし過ぎているのか。
この十五夜は別名芋名月。
今から衣かつぎは間に合わないけれど、来月６日の栗名月は何か作ってみようかな。
でも栗より芋の方が何かと簡単なんだけどなぁ。

遠回りして帰りたいBGM♪月がとっても青いから by 菅原都々子♪