元・還暦社労士の「ぼちぼち日記」

還暦をずっと前に迎えた(元)社労士の新たな挑戦!ボチボチとせこせこせず確実に、人生の価値を見出そうとするものです。

「部下を育てる」本当の理由は、あなたの出世への影響!!

2014-03-08 11:08:54 | 社会保険労務士
 秀吉が一代、家康の敷いた幕藩体制が15代続いた理由とは?!

「部下を育てる」というのは、職員研修ではよくいわれることですが、それは組織的には、会社が発展する下地を作ることであり、納得もできることです。

 しかし、自分がリーダーであるとき、人に仕事を任せることができるかということになると、任せることは人を育てることであり必要なことですが、何か自分が出て行った方が全てが分かってそちらの方が安心するので、任せられないということはありませんか。また、手柄を他人に譲ることになり、これまた、すべてを自分がやってしまうということもあります。

 本当に部下を育てるというのは、難しいものですが、それが「あなたの出世に影響してくる」ということを、はっきりいったものがありますが、これを見たとき、私は自分の今までの「ふり」を考えて、納得できると同時に反省もしたところです。ここまで、はっきり指摘した文章にもめぐり遭いませんでした。

 
「パーキンソンのリーダーシップのバイブル」(山崎武也訳、三笠書房)に、次のように述べられています。
  私の上司が昇進できない決定的理由
 うちの上司が昇進しないのには理由がある。
 自分の仕事にも通暁しているし、非常に誠実な性格だ。
 よく働くし、仕事に真剣に取り組み、部下の仕事までできる。
 ところが、自分の仕事ができるように養成している部下はいない。
 当然のことながら、彼は上のほうの地位に昇進させてもらえない。
 彼がずっと指揮してきた部の仕事が駄目になってしまうからだ。
 運が悪いというほかはない。
 自分の仕事ができるような部下を養成した、誰かほかの人が昇進していく。

 確かに、一里はあると思いませんか。最近の組織では、プレイヤー兼リーダーが多い中で、部下の育成は困難であるとは思いますが、その仕事の力の一部を、部下を育成することに努力をしてみませんか。

 秀吉が亡くなったは、2代目秀頼は6歳でした。まだまだ2代目を継ぐは余りにも幼かったのですが、そんな事情もあり、ここで2代目の育成の話を出すのは酷な気もします。しかし、実は、秀吉には養子を迎えて、2代目を育成していたふしがあるのですが、若いころの秀吉ではなく天下の頂点に立つような秀吉は、人を信じることができずに、養子を2代目として育てられなかったところにも原因があるようです。

 これに対し、家康は、凡庸であった秀忠に2代目に早くからゆずり(秀忠26歳のとき)、自分は大御所として秀忠の教育に当たったようです。(というよりは、秀忠を制御?したというべきか)ここから、徳川の幕藩体制がスタートし、15代まで250年余りの永きにわたって続くのです。

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