元・還暦社労士の「ぼちぼち日記」

還暦をずっと前に迎えた(元)社労士の新たな挑戦!ボチボチとせこせこせず確実に、人生の価値を見出そうとするものです。

宮崎労働局でも「いじめ・嫌がらせ」相談が一位。

2011-06-15 04:17:08 | 社会保険労務士
 永松氏の「フォーユー」の生き方とは!! 
 
 労働者と事業者側のトラブル解決を図る「個別労働紛争解決制度」で、宮崎労働局に寄せられた2010年度の相談件数は、前年度より12.7%増え1641件、相談内容別では、「いじめ・嫌がらせ」が361件と最も多く、01年の同制度発足以来、初めてトップになったとあります。この傾向は、全国的なもので、同労働局は、「事業主が教育のつもりでも労働者は威圧的に感じるなど、双方の認識の違いがある。不況下で事業主側に、余裕がなくなっているのか、職場に気配りがないケースが増えつつある」とされています。(宮崎日日新聞6月11日)
 
 人情あふれる宮崎でもついにそんなことになったのかと思いました。職場は、24時間のうち8時間を拘束され、さらに通勤の時間を入れると10時間程度になるかもしれません。実に一日の1/3~1/2を職場等で過ごしています。さらに、その労働の回復を図るために、睡眠時間を含めると、どうなんでしょう。いずれにしても、相当な時間を職場で過ごすことになりますが、その職場で「いじめ・嫌がらせ」に遭い、辞めるにやめられず、単に給料をもらうためにだけの職場になっているとしたら・・・。そんな職場では、活気ある職場とは言えません。(→ところで、宮崎県では、通勤時間の一番多いのが30分以内と聞きます。大都会からすれば、魅力的と思えませんか。)
 
 私も40年近く某地方公共団体の勤めましたが、その間、異動のたびに、いろんなことがありました。ある職場で、仲間からのいじめにも遭いましたが、「職場」がどうかしてくれるかというと、見て見ぬふりをしていると感じました。こんな職場では、活性化なんて生まれません。結局、過ぎ去るのを待つ、異動までじっと耐え忍ぶしかありませんでした。ものの本によれば、異動を待つのも一つの手段であると書いてありましたが、本当のところ、その指摘は正しいものではありましたが、まことに悲しいことではありませんか。
 
 今、永松茂久氏の本「感動の条件」を読み終わりました。永松氏は、大分県の中津市で生まれ、地元でたこ焼き屋「天までとどけ」から始めて、今ではいくつもの繁盛店を出している「経営者」です。

 本当に感動しました。永松氏の言っている「フォーユー」の生き方は、職場だけはなく、家庭でも、友達関係でも応用できるものです。あなたの大切な人のために、その人を幸せにするためには、あなたは命をどう使いますか?とあります。採用面接でも、そんな感じなんだそうです。大事な人のためなら、一番力を発揮する、一生懸命になれる。要約しようとしましたが、すればするほど、永松氏の言っていることからはずれそうなので、まずは、この本を読んでみてください。
 
 職場は、人生の相当時間をそこで過ごします。そうであれば、楽しく過ごそうではありませんか。他の経営者の中からは、神聖な職場をそんな遊び場にされては困るとのお叱りを受けそうですが、楽しくかつ遊び場にもしないのが、この「フォーユー」の生き方ではと感じました。
 
 → 著書;「感動の条件」(永松茂久著)、KKロングセラーズ発行
 


 
コメント
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