今日は3か月に1回行われているHPVワクチン東京訴訟の裁判期日。午前中から有楽町マリオン前で街頭宣伝を行い街で被害を訴えました。やはり世間の風は厳しく素通りして無関心。厳しい状況を目の当たりにしながら裁判所正門前へリレートークで被害者と共に訴える連帯の挨拶をして裁判傍聴のため法廷へ。被害を訴える原告被害者の意見陳述を聞き弁護士会館へ。裁判後の報告集会では原告被害者の支援の訴えを受けて参加者に今後の支援活動の予定を告知しながら支援の拡大を訴えました。厳しい状況の中でも被害を受けながらも頑張る原告被害者の姿を目の前にさらなる支援の拡大を続けていかなければと感じた一日でした。
前週からずーっと咳き込み体調が思わしくない中、色々な事が押し寄せて何とか乗り切ってきましたが、こんな時勝海舟はどうだったろうかと想い起します。咸臨丸で渡米する直前に勝海舟は高熱を発して寝込み、また艦長役の勝海舟の上に提督が来たりアメリカ海軍士官が乗船したりで面白くないことばかり。でも勝海舟はいまだ日本人がやったことのない自らの操船で太平洋横断をなしとげるのです。「先が見えねぇものほど、面白ぇことはねぇのだ」勝海舟と同じことを同じ時期に言った人物がおりました。幕臣田辺太一。幕末西洋列強が開国を迫る中、誰もがやりたくない幕府外国局の新設に部屋住みの身から乗り込んでいった田辺太一を主人公にした歴史小説「万波を翔る」。分厚い本ですが体調の悪い中読み始めました。体調も良くないので読み具合もスローですが、読んでいくうちに勝海舟が登場したり面白く読んでいます。咳も喉の少しずつ快復してやはり私の栄養は歴史が一番です。
今日は夕方から都内の法律事務所でHPVワクチン東京訴訟支援ネットワークの支援例会を行いました。いつもは私が司会進行するのですが体調不良で咳き込んでいただめ司会は変わってもらいました。しかし、来週に迫る裁判期日や来月に迫る総会に向けて決めなければならないことはたくさんあります。私も末席で咳き込みながらも来週裁判期日の街頭宣伝の段取りや総会通知や総会での活動報告・活動方針・会計などの件でいろいろ確認を取りました。HPVワクチン副反応被害者の取り巻く状況は大変厳しいものがあり、少しでも支援の輪を広げていかなければならないと腐心しているところではありますが、なかなか難しいです。前に薬害訴訟の原告弁護団長から皆難しいからやっているんだと叱咤激励されたことがあります。厳しいからこそ被害者のために動くーこれが今一番支援者に求められていることです。
9月11日（水）午後2時からHPVワクチン東京訴訟の裁判期日です。支援者は当日午前11時30分に有楽町マリオン前に集まりビラ配りをした後、霞が関の東京地方裁判所正門前でリレートーク、そして裁判傍聴に報告集会に参加ます。被害者を支援していくためには街頭宣伝などの活動を準備して進めていきます、裁判前の最後の支援例会は9月6日（金）午後6時30分から池袋駅西口近くの城北法律事務所で行います。HPVワクチン問題に社会の関心度はまだまだです。日々の例会や活動を地道に続けて支援の輪を広げていきます。
徐々に動き出しておりますが、どうも身体の快復が遅いようです。まあ自然に笑顔に生きていきましょう。
