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志を継ぐことの難しさー西郷隆盛を考えながら

2023-06-12 21:23:00 | 日記
今週末の土曜日は寺子屋江川塾、テーマは西郷隆盛VS益満休之助。
益満休之助は薩摩藩士で慶応3年に西郷隆盛の命を受けて江戸で徳川幕府を挑発するため攪乱した人物です。西郷隆盛の暗部を表した行動でその実行部隊として益満休之助を江戸に送りました。
その益満休之助は江戸で幕府方に捕まり、それを幕府方の勝海舟が引き取り慶応4年の新政府軍の西郷隆盛との駿府での交渉に山岡鉄舟をやりその随行役に益満休之助を付けます。
正に西郷隆盛と勝海舟の駆け引きです。
西郷隆盛の表と裏の部分が良く表れている場面ですが、この西郷隆盛が主君として崇拝したのが薩摩藩主の島津斉彬でした。残念ながら島津斉彬は幕末に志半ばで亡くなってしまいました。
島津斉彬の志を誰よりも大切に実行しようとしたのが西郷隆盛です。しかしその道のりは大変険しいものでした。第一に島津斉彬が早くに亡くなり西郷隆盛の同士の薩摩藩士も島津斉彬を崇拝していましたが、西郷隆盛は藩主ではありません。そして大勢の薩摩藩士の中にはそれぞれに志が違います。また長州藩や土佐藩にも志を強く抱きその違いから対立もあります。人は志が強ければ強いほど多少でも志が違うと対立します。

志の強さから人と人との対立を生むのは幕末も現代も同じです。歴史は人が創るから繰り返すー人の行動は昔も今も同じです。
西郷隆盛を考えながら志を継ぐことの難しさを感じる今日この頃です。
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