![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/63/6b31450c27393398eb1728ff3e93ded2.jpg)
いよいよ2月27日は薬害エイズを考える山の手の会です。今回のテーマは「薬害と勝海舟」。なぜ勝海舟なのかは参加してのお楽しみ。前回に集まりで参加者の皆さんから私が昨年暮れに浅草で行われた勝海舟記念浅草下町がん哲学外来シンポジウムで勝海舟のお話をして関心を持っていただきリクエストがあったのが今回のきっかけです。明治維新に薬害?と疑問をもたれる方も多いと思いますが、結論は歴史を振り返ると人は過ちを繰り返すということです。公害の歴史は明治の足尾鉱毒事件までさかのぼりますが、人の動きを見ると公害の発生も問題の解決方法も、今の昔も同じであることがよく見えてきます。関係者の癒着構造、被害の拡大、被害実態調査と問題の本質を見逃す問題処理の仕方、どれもこれも現代の薬害問題と構造は同じです。そしてひとつの問題処理が世間では問題解決した風潮になるのも同じです。足尾鉱毒事件の本などを読むと渡良瀬川治水事業で廃村になった谷中村の北海道サロマへの移住は、その後、帰郷請願運動になり昭和に入っても続き、残る人、帰る人とそれぞれに複雑な想いがあるようです。現在の福島原発事故でも同じことが言えるのではないでしょうか。27日は歴史を振り返り現代にどう活かしていくか参加者の皆さんと分かち合いたいと思います。
日時:2月27日(木)19時~21時
場所:北区NPO・ボランティアぷらざ サロンコーナー(北区王子の北とぴあ4階)
テーマ:「薬害と勝海舟」
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます