笑顔の江川

薬害エイズを考える山の手の会のご案内
薬害被害者、がん患者の支援活動
尊敬する勝海舟や田中正造のコメント

薬害が起きる構造を歴史的視点から見ていく

2022-09-04 17:02:26 | 日記
私は薬害エイズ被害者の出会いから26年間、薬害被害者の支援活動に関わってきました。
薬害エイズをはじめ、それ以前のサリドマイド、スモン被害者にもお会いする機会を得、また、薬害肝炎やイレッサ、HPVワクチン副反応の様々な被害者にもお会いして被害のお話をお聞きしました。
医薬品の専門家でない私には、なかなか難しい問題でしたが、被害者の生の声を聞くたびに目の前にいる被害者が苦しんでいる状況ーこの問題は私たちの住んでいる社会の問題と気づかせてくれました。
それは同時に私が関心を持っている歴史にもつながっていきました。薬害問題が浮かび上がる以前から薬害問題が起きる構造があるのではないか。この問題を解く二つのヒントが私の中に浮かび上がってきました。
その二つとは、明治時代に起きた日本最初の公害事件と言われる足尾鉱毒事件と、戦争中の日本軍の731部隊(関東軍防疫給水部)です。
歴史的視点から見直すきっかけとなったのは、足尾鉱毒事件については私の尊敬する勝海舟と田中正造が事件に関心を持っていたこと、731部隊については薬害エイズ裁判の被告企業の創始者が部隊の関係者であったことです。
何かのつながりから関心を持っていくと、見えてくるものがあります。歴史は人が創るものーであるから人が起こし繰り返されるー歴史探求はまだまだ続きます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする