笑顔の江川

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いい覚悟で生きる勝海舟

2020-07-29 22:08:19 | 日記
「それでかくかくの次第で長州と談判致すつもりであるといふことを、慶喜公へ言上すると、公はなにぶん頼むとの事だから、宜しうございます、一か月中には必ず始末を付けて帰ります、もしさもなくば私の首はなくなつた事と思召されよと申上げて出発した」(勝海舟「氷川清話」より)

幕府が長州征伐に失敗した時の後始末に幕府の使者として勝海舟が単身宮島で談判した有名な話です。相手は長州の広沢兵助と井上聞多。うまくまとめて帰る勝海舟ですが広沢兵助と井上聞多は勝海舟の身を心配した通り幕府に変えると敵に通じていると左遷されます。敵にも心配してもらう勝海舟ですが、当の勝海舟は、これ幸いと好きな読書に励むのです。
人の為に命を懸けるーかなわぬときはすべての事柄を受け入れるーくよくよせずに終わったことは忘れ好きなことをするーいい覚悟で生きる勝海舟でした。
コメント
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