「江戸東京幕末維新グルメ」という本があります。幕末から明治にかけて歴史上の人物が通った老舗名店が紹介されています。その本の最初に東京江東区の「ちくま味噌」が出てきます。もともとは伊勢商人の竹口信義のお店ですが江戸に進出してお店を構えます。この人物が勝海舟のスポンサーでありますが、単に豪商でお金を出したというだけではなく竹口信義の兄である竹川竹斎は「護国論」という本を書いて海防論を展開して幕府に高い評価を得て海防に関する意見を幕府から求められています。このことは幕府海軍の創設に深く関わった勝海舟に大きな影響を与えています。幕末当時、西洋事情をいち早く知るには蘭方医か豪商の情報力で勝海舟はその人的ネットワークをふんだんに活用しました。人との出会いが人生を変えていくということですね。
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