笑顔の江川

薬害エイズを考える山の手の会のご案内
薬害被害者、がん患者の支援活動
尊敬する勝海舟や田中正造のコメント

一人ひとりの小さな声を大切に

2013-04-25 23:15:43 | 日記

世間はマスコミや政治家などの発言が大きな影響を与えますが、その発言の取り上げているところの社会問題は、そのほとんどが名もなき小さな人々の事柄です。社会問題は社会の底辺で起きていることが多く、そこで生きている人々は、社会に対する発言力を持っていません。社会問題を世間が取り上げるとき、その多くは発言力を持つ政治家や評論家、マスコミ等ですが、当事者の生の声が真に伝わることは少なく感じます。当事者と共有すること、分かち合うことは知識だけでは理解できません。世間一般には社会問題を知識で理解しようとしますが、知識だけでなく、当事者の生の声を共有し分かち合うことが出来なければ真の問題解決にはなりません。これからも一人ひとりの小さな生の声を大切に活動を続けていきたいと思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

薬害イレッサ訴訟原告近澤さんのお話を聞いてー山の手の会

2013-04-25 00:09:58 | 日記

24日は薬害エイズを考える山の手の会で先日、最高裁判決で敗訴が確定した薬害イレッサ訴訟原告近澤昭雄さんをお呼びして学習会を行いました。学習会が終わってから近澤さんと参加者で懇親会をして家に帰ってきたのが日付が変わって夜中になってしまい、ブログも1日あけてしまいました。近澤さんいは8年もの長い年月を裁判で闘ってきた心境をありのままに語ってもらいました。裁判を始める時の苦労、裁判をつづけることの苦労、裁判が終わっても問題解決していないことの今の心境など1時間ではとうてい語り切れませんが、それでも熱弁をふるっていただき、ことのほか重い言葉でした。近澤さんは長い間の苦労や敗訴判決の悔しさにもかかわらず、支援者への感謝と、まだ達成されていない医薬品服作用被害救済制度に抗がん剤を対象にすることへの訴えを力強くされました。近澤さんは抗がん剤の裁判を起こすことで数々のバッシングを受けてきました。お金が欲しいのかとか・・・、しかし、近澤さんは自らの費用で薬害を二度と起こしてほしくないと全国の薬学部、医学部を回って自らの体験をお話してきました。その苦労が報われるのは薬害を起こさない社会をつくることです。最高裁判決は出ましたが抗がん剤イレッサ問題は何ら解決していません。解決するためには私たち一人ひとりが他人事ではなく薬害を起こしている社会の一員として自らが当事者として薬害防止のために行動することが大切です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする