勝海舟の言葉は現代によく当てはまる！？

「今の大臣等は、維新の風雲に養成せられたなどと大きなことをいうけれども、じっさい剣光砲火の下を潜って、死生の間に出入して心胆を練りあげたひとは少ない。だから一国の危機に処して惑わず、外交の難局に当たって恐れない、というほどの大人物がいないのだ。ただ先輩の尻馬に乗って、そして先輩も及ばないほどの富貴栄華をきわめて、ひとりで天狗になるとは恐れ入った次第だ。先輩が命がけで成就した仕事をゆずりうけて、やれ伯爵だとか、侯爵だとかいうようなことでは、仕方がない」（勝海舟「氷川清話」より）
時代背景が違うので、今は維新を体験した先輩政治家はいないし、伯爵、侯爵というくらいはないけれど、勝海舟の大臣等への言葉は今の政治家にも聞いてほしい言葉です。明治の時代から勝海舟は平成の時代をどう見ているのでしょうか？