to go somewhere, to be something

楽しいこと、好きなことをのんびりと書いていきます。
尚、当ブログにある文章、画像の無断転載はご遠慮いただいております。

2017年5月1日 能登・富山旅行 三日目 その3(高岡御車山祭)

2017年05月13日 22時29分15秒 | 旅行

高岡駅の北側は祭りに伴う交通規制で渋滞が予想されるため、南口の駐車場に車を停め、見物に向かうことにします。

 

 

 

 

 

氷見線、城端線のキハ40系。いつまで活躍するでしょうか。

 

 

北口に出て、万葉線で片原町に向かいます。

 

 

例年、高山御車山祭の時には万葉線は高岡~坂下町間で架線を取り外すため、運休となりますが、今年は15時からの奉曳となり、万葉線区間は中止となったため、運休にはならなかったようです。

 

そして今日に限って、万葉線は全区間100円均一となっています。

 

 

 ちなみに13年前の高岡御車山祭の時の坂下町交差点と、架線外しの画像を貼っておきます。

 

 

 

 片原町で電車を降り、本日のスタート地点の高岡郵便局前に向かいます。

木舟町の交差点を曲がると、すでに御車山がスタンバイしています。すっかり天気は回復し、太陽がまぶしいです。

 

 

高岡御車山祭は、秀吉が使用した御所車を前田利家が拝領し、高岡の町を開いた二代目 利長が高岡町民に与えたのが起源と伝えられているということです。

富山県西部を中心に曳山祭りは数多くありますが、その中で最も古いといわれています。

山車は全部で7基あり、特徴は工芸の町、高岡の技術を結集した、豪華絢爛な造りとなっていることです。現在、これを新規に作成すると、一基数億とか数十億かかるということです。

この辺の知識は、13年前に見ているときに、地元のおじさん(多分関係者)に話しかけられ、その時に祭についていろいろと教えてもらったものです。

 

 

もう一つの特徴は中央に立っている鉾で、先端の鉾留が七基すべて異なっていて、見た目上の大きな特徴となっています。

 

 

鳥兜の鉾留と鉄棒をするからくり人形が特徴の通町の山車。慣例により例年先頭を務めます。

 

 

二番目~六番目はたしか毎年抽選で順番を決めるはずですが、今年は胡簗と弓矢の鉾留の御馬出町です。

 

幔幕が非常に美しいです。この中に囃し方が入ります。

 

 

 

それにしてもすごく人が多いです。13年前はここまで多くなかったように思います。聞くところによると、ユネスコの世界遺産に指定されたことで急に観光客が増えたとか。

あとは例年だと11時~18時頃まで行われる巡行が、15時からということで半分の規模に縮小され、例年最も多くの人が集まると思われる12時の勢揃式も中止されため、この開始地点に人が集中したということもあるのでしょう。

 

この祭りは山車を間近で見ることができるのが面白さの一つですが、このまま人が増え続けるといつか規制されるかもしれません。

 

三番目は五鈷鈴の鉾留の守山町、目立たないですが高爛の燕がポイントです。

 

 

四番目は胡蝶の鉾留の木舟町です。個人的には胡蝶の鉾留が一番好きです。

 

 

 

 

 

 交差点を曲がったところに五番目、小馬出町。鉾留は太鼓と鶏です。

 

ここの幔幕もなかなか美しいです。

 

 

その後ろに6番目、一番街通です。これは源平町、三番町、一番町の共有です。鉾留は釣鐘です。

 

 

 

 

ここまで六基が待機していますが、あと一基まだ来ていません。

 

最後の一基、二番町がやってきました。

 

 

 

鉾留は太閤ゆかりの桐、本座は大判千枚、金165kgの千枚分銅です。純金ではありませんが金箔貼りとのことです。

 

他の6基が四輪であるのに対し、二番町のみが二輪となっています。

 

 

四輪の場合、操舵機構はついていないので、方向をかえるときは数十人がかりで力技で方向を変更します。全体的に優雅な高岡御車山祭のなかで、方向転換は威勢の良さを見られる見せ場の一つで、特に13時頃の関野神社前の方向転換は一番の見せ場です。これも13年前に教えてもらいました。

しかし、二輪の場合方向転換は容易で、そのため他の山車に比べ早く移動することができます。

このため、二番町は毎年必ず最後に巡行されます。

弱点としては、待機しているときに支えていなければならないことで、このような突っ張り棒が必要となります。

 

 

予定より少し遅れ、15時15分ころに巡行がスタートしました。

 

 

七基すべてのスタートを見送り、高岡を後にします。これ以上みていると、宿に入る時間が遅くなってしまいます。今日は早めに宿に入りたかったのですが、雨のせいで予定が狂いました。

まあ、短縮されたとはいえ、中止にならずに本当に良かったと思います。

 

最後に、13年前の勢揃式の画像を貼っておきます。

 

 

 

                        <その4に続く>

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2017年5月1日 能登・富山旅行 三日目 その2(砺波チューリップフェア)

2017年05月12日 21時25分56秒 | 旅行

「能作」のあるオフィスパークから砺波までは車で15分程度です。

道路に出ている案内通りに進んだら会場の周りを大きく一周させられ、駐車場に車を停め、少し歩いて会場に到着。

 

 

今日は平日、しかも雨模様ということでそれほど混雑していません。雨はだいぶ小降りになってきました。

 

 

 

 

砺波チューリップフェアに来るのは13年ぶりになります。前回来て以来、我が家では毎年必ずチューリップを育てています。最近はチューリップの品種も増えて、毎年開花が楽しみです。

しかし、一般家庭でチューリップを育ててもなかなかきれいに咲きそろいません。球根によって育ち方が異なり、同じ品種でも草丈はそろわず、開花時期も微妙にずれたりします。球根もすべて発芽するわけではなく、経験的に発芽率は9割程度です。

 

チューリップフェアのチューリップはみんなきれいにそろっていますが、これは別の場所で育成し、見ごろになったものを移植しているためです。

 

以上より、チューリップは同じ種類を大量に植える方が見栄えがすると思います。毎年テーマを決めて同系色でまとめる等も良いと思います。

 

 

 

 

 

先ほどまでのかなり強い雨で、花が倒れてしまったものもあります。

 

 

チューリップには青色はないので、このように別の青い花と合わせると良いことがわかりました。このようなことは参考になります。

 

 

 

 

青が入ると全体的にしまった印象になります。

 

 

 

 

 

 

 

さて、高岡御車山祭を見に行く前に、昼食をとることにします。富山は寿司が有名ですが、今回の旅行ではまだ寿司を食べていません。富山の回転寿司は回らない寿司と比べて遜色ないということなので、回転寿司店に行くことにします。

 

 

 新高岡駅近くにある、寿司食いねぇという店に行きました。

今日は祭りということで、平日ですが高岡市内はお休みらしく、思ったより混雑しており、30分ほど待って、席につくことができました。

 

白エビ。

 

ホタルイカ。

 

 

クエ。

 

 

 

そのほかもいろいろ食べましたが、確かに以前に食べた富山湾鮨と比べても大差ないかもしれません。

唯一心残りはのどぐろを食べそこなったこと。注文しようとしたら品切れになってしまいました。

やはり、旅先では食べたいもの、欲しいものを見たら迷わず注文するのが鉄則です。次に見かけたら、と思って二度と見かけないことはよくあります。

 

 

                          <その3に続く>

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2017年5月1日 能登・富山旅行 三日目 その1(能作)

2017年05月11日 21時02分34秒 | 旅行

旅行三日目。今日は朝からかなり強い雨が降っています。

今日は高岡御車山祭を見に行く予定ですが、雨だと中止になるので、雨は困ります。西の空は明るく、天気予報でも雨は午前中だけなので、回復を祈りたいところです。

 

休暇村 能登千里浜の朝食はバイキング形式です。あまり地の食材を使用している感じはありませんが、味はまずまずです。

 

ここの名物は能登のお母さんのおにぎり。その場で握ってくれます。これは非常においしいです。

しかし、お母さんは一人しかおらず、ここだけ長蛇の列となっており、汗をかきながらおにぎりを握り続ける姿を見ると、何か申し訳ないような感じです。

 

デザートもまあ普通です。

 

 

レストランの席と席の間が狭く、料理のテーブルの周りも狭いので、もう少しレイアウトの工夫がほしいところです。

 

休暇村能登千里浜は、休暇村の中ではまあ平均的といった感じでしょうか。温泉も建物も食事もレベルは高いのですが、今一つ印象が薄い感じがあります。レストランは改善が必要だと思います。少し完全すれば非常に良い宿になると思います。

 

 

 

さて、宿をチェックアウトし、とりあえず高岡に向かいます。雨は止むどころか、ますます強くなっています。

祭りのホームページを確認すると準備は始めているようですが、この様子だと分かりません。とりあえず、まずは別の場所に向かい、様子を見ることにします。

 

高岡から南に10㎞ほど南のオフィスパーク内にある、鋳物メーカー「能作」のファクトリーショップです。4月27日にオープンしたばかりの新しい施設です。

 

高岡は銅、錫等の鋳物が有名です。以前は花瓶や文鎮など、昔ながらの製品ばかりでしたが、近年では非常に魅力的な商品が多くなってきています。

 

 

できたばかりの和モダンの建物の中にはショップのほか、カフェ、体験コーナー等があります。できたばかりということと祭があるためか、地方自治体の視察団のような団体が何組か見学していました。

雨は相変わらず降ったままです。

 

 

 

 ここには欲しいものはいくらでもあるのですが、いろいろと考慮した結果、以下のものを購入しました。

桜の花びらの箸置き。錫製です。飾っておくだけでもきれいです。

 

 

 錫製の片口。

 

 中の金箔の三日月がポイントです。

 

 

はりねずみのキーホルダーと箸置き。こちらは普段使い用です。

ふきんは一万円以上購入するともらえました。

 

 

 

 ここの錫製品は錫100%ということですが、金属スズはイオン化傾向が低いためさびたり腐食したりすることはありません。

融点は232℃なので、火の近くにおいてはいけません。あと、低温で転移して脆化するため、冷蔵庫、低温になる場所にも置いてはいけません。日用品というよりも、やはり趣味の物としての価値がある逸品だと思います。

 

 

さて、ここで高岡御車山祭のホームページを見てみると、15時から15時以降のルートで奉曳開始になったとのことです。

本来は11時に坂下町の曳揃から始まり、12時に片原町交差点で勢揃式、18時に関野神社で曳納なので、大幅な縮小となりました。華やかな勢揃式、13時頃の一番の見せ場の関野神社前の方向転換等は見ることができなくなりましたが、中止にならなかっただけでも良かったです。

 

ただ、それまでだいぶ時間が空くことになったため、砺波のチューリップフェアに行くことにします。

 

 

                            <その2に続く>

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2017年4月30日 能登・富山旅行 二日目 その5(休暇村能登千里浜)

2017年05月10日 21時30分02秒 | 旅行

本日の宿は休暇村能登千里浜、気多大社からは車で10分かからない距離です。

 

この宿に宿泊するのは3回目ですが、前回は2005年5月なので12年ぶりになります。内部は加賀百万石風に改装されていて、かなりきれいです。

 

 

今回は和洋室トイレ付の部屋を1室4名で予約してあります。しかし、実際には和室というには偽りあり、広縁に毛の生えた程度のスペースしかありません。このスペースに布団を2個敷くと足の踏み場はなく、しかも窓側は寝ているとブラインドにぶつかります。

 

 

和洋室という言葉に幻惑されてしまいましたが、この部屋は4名で使用するのは無理があります。3名でも厳しいでしょう。

ふつうの部屋を2室予約するべきでした。

 

ただ、改装されたばかりなので室内はきれいで、ベッドは立派です。

 

 

 

そしてこの部屋は海側ですが、海は見えません。松林が見えるのみなので、海側の部屋にする意味はあまりないかもしれません。

 

 

当然海に沈む夕日も見ることができません。

 

 

温泉は源泉かけ流しとのことですが、消毒有無はわかりません。ただ、塩素臭はしません。わずかに塩味のする、無色透明の良いお湯です。以前に来た時はもっと塩分が強く、きいろがかったお湯だったような記憶ですが、定かではありません。

朝夕とも比較的すいていて、ゆっくり温泉を楽しむことができました。

 

さて、夕食ですが、今回は、能登の漁場飯というコースを予約してあります。

ハーフバイキングのスタイルで、サラダ、御飯等は自分で取りに行くシステムです。

 

レストランは第一陣が終わらないうちに第二陣がやってきて、大混雑となっていました。宿泊客のキャパに対し、レストランが小さすぎるように思います。

本日は翌日が平日ということで、就学している子供のいる家族連れはおらず、年配の夫婦、グループあるいは就学以前の子供を連れた家族連れがほとんどで、比較的秩序がありましたが、子供連れが多い日にはカオスになると思われます。

完全二部入れ替え制にする等したほうが良いのではないかと思います。

あと、ライブキッチンがありますがほとんど活用されていません。片隅で白えびのかき揚げを提供していますが、一個当たり白えびは二匹しか入っておらず、これならば無理して白えびにする必要はないのではないかと思いました。

 

以下が能登の漁場飯のコースで出てくる料理です。

 

食前酒:加賀梅酒と春の前菜盛り。ホタルイカ、筍、柏餅、ばい貝、焼き甘エビ。

 

 

漁場桶盛り。これで二人前です。刺身は品数が多く、昨日の「海遊 能登の庄」に引けを取りません。つまり、かなりおいしいです。

 

 

休暇村でうれしいのは地酒の種類が豊富で、しかも価格が安いことです。

 

 

 

鯛の塩釜焼き。

 

 

塩釜をハンマーで割ると鯛の半身が出てきます。半身で二人前です。これは家庭ではできません。鯛臭さがなくなり、おいしいです。

 

 

 

 

蒸しアワビ 柚子ジュレ掛け。柚子ジュレはあまり存在感がありませんが、アワビはおいしいです。これだけの大きさのアワビがこの料金で出てくるとは思いませんでした。

 

 

鯛茶漬け。見た目がきれいです。味もなかなかでした。

 

 

デザートとコーヒーはバイキングで。

 

 

やはり休暇村、食事ははずれはありません。レストランの混雑は何とかしてもらいたいです。

 

 

夕食後、付属の天文台へ。夜になって雲が多くなってきましたが、運よく月を見ることができました。

 

                          <3日目に続く>

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2017年4月30日 能登・富山旅行 二日目 その4(気多大社)

2017年05月09日 22時52分30秒 | 旅行

総持寺祖院を出て、国道249号線を海沿いに南下します。旧門前町のあたりは海が近く、絶景のドライブコースです。ゴールデンウィークにもかかわらず交通量は少なく、快適なドライブが楽しめます。

 

国道249号線が海沿いから内陸に入り、再び海沿いに出たところに「道の駅 とぎ海街道」があります。

 

 

 

このすぐ裏はもう海で、道の駅の建物の横にあるこの階段を登ると増穂が浦海岸に出ることができます。

 

雲一つない快晴になりましたが、風は強いままです。

 

風力計も飛んでいきそうです。

 

この海岸には有名なものが二つあります。

ひとつは世界一長いベンチ。総延長460mだそうです。

 

 

もう一つは桜貝。11月~3月の西風が強い日に砂浜に打ち上げられます。

いまは季節外れですが、西風が強いので期待しましたが、きれいな桜貝があったとしても業者に取られてしまうので、こんな時間に行っても桜貝を拾うことはできません。

 

しかし、貝拾いをしている人は結構います。

 

きれいな桜貝はありませんが、かけらや、他のきれいな貝であれば結構拾うことができます。

貝拾い、結構楽しいです。

 

で、きれいな桜貝は道の駅の売店で購入することができます。

 

 

ここの道の駅でハイディワイナリーのワインを購入しました。

ハイディワイナリーは先ほど通ってきた門前町にあるワイナリーで、他県にはほとんど流通していないようです。能登半島には日本酒の酒蔵も多いですが、近年ではワイナリーも増えてきています。

 

中央がハイディワイナリーのマスカットベーリーA2015。良いワインを作るために自社畑のぶどうにはこだわらないようで、これは山梨産のぶどうを使用しています。

ちなみに左の能登ワインは昨日の輪島の道の駅で、日本酒 幻の瀧はきっときと市場で購入しました。

 

 

 

さらに能登半島西岸を南下し、気多大社に向かいます。

 

気多大社の祭神は大己貴命=大国主命で、出雲からこの地にやってきたといわれています。

 

 

大陸から出雲にやってきた渡来人と同系の一族か、あるいは大和朝廷に出雲を追われた(国譲り)一族がこの地にやってきたのではないかと思います。能登も大陸からやってきやすい場所にあります。

近年でも、人気のない入り江に見たことのない人が潜んでいた、とかいう不気味な話もあるくらいです。

 

 

参道を進むと神門があり、その奥に拝殿があります。

 

こちらの拝殿も修理中です。

 

 

拝殿の後方には入らずの森が広がります。

 

 

新緑が気持ちよく、気分が軽くなる印象があります。

 

ここにもキリシマツツジがありました。

 

 

気多大社の御朱印です。丸文字風?

 

 

 

 

                         <その5に続く>

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