本日の宿泊地、橿原神宮に向かう途中、石上神宮に立ち寄ります。
ここには、人間が失ってしまった、強にも凶にもなる力が封じられているように感じます。
拝殿の奥は禁足地となっており、その中に本殿があります。
禁則地の土中に祀られていた神剣「韴霊(ふつのみたま)」が奉られています。
神剣「韴霊(ふつのみたま)」は、神武天皇が熊野に上陸したときに、毒気に打たれ倒れた危機を救い、戦いに勝利する活力を与えたといわれています。
なので、ここには起死回生のご利益があるといわれています。
もう一つの社宝、七支刀をかたどったお守りを購入します。
神鶏。
晴れの日でも薄暗い鏡池に日の光が差し込み、怪しい雰囲気です。
続いて樫原神宮に向かいます。
途中、「奈良県立橿原考古学研究所附属博物館」に立ち寄ろうと思いましたが、祝日の翌日で休館日でした。
橿原神宮は、神武天皇が即位したとされる地に明治天皇によって創建されました。
神武天皇は実在しないとの説がありますが、個人的には実在した、少なくともモデルになった人物は存在したと思っています。
実在しないのなら神武東征の物語はもっと都合よくでっち上げればよいはずで、事実でなければ書きえない内容が含まれていると考えるからです。
深田池。
逆光でわかりにくいですが、奥を近鉄特急が通過しています。
紀元2678年は神武天皇が即位してから2678年ということです。
ちなみに紀元2600年、00年に制式採用された戦闘機が零式戦闘機、ゼロ戦です。
起源等についてはいろいろあると思いますが、とにかく気持ちのよい場所です。
<その4に続く>