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2010年6月16日 シリーズ松田聖子 第十回 「あ・な・たの手紙」

2010年06月17日 03時02分55秒 | 音楽
この曲の作詞作曲は財津和夫さんです。

財津和夫さんは、松田聖子がアイドルから進化する過程において、重要な役割を果たしています。財津さんの手によるシングル曲は、「チェリーブラッサム」「夏の扉」「白いパラソル」「野ばらのエチュード」ですが、最初の連続する3曲の変遷を見ているとその凄さがわかってきます。

最初の2曲はそれまでのキープコンセプトのアイドル調、しかし「白いパラソル」で一気にイメージチェンジを図ります。

多分、この時期は、周りの人たちは松田聖子のポテンシャルの高さに気づいていたはずで、ただ、どこまでのポテンシャルを秘めているのか、どうやったらうまく開花させられるのか誰もわかっていなかったと思います。

そこをうまくコントロールしたのが財津氏、と思います。最初はキープコンセプトのアイドル調の曲で探りを入れ、いろいろ試した結果いけそうということで「白いパラソル」になったのではないかと。

そんな時期のアルバムに収録されているのがこの曲です。このアルバムにはシングル2曲のほかに財津氏の手による曲が3曲ありますが、どれも名曲、その中でも人気の高いのがこの曲です。

財津さんの曲は、シングルよりもアルバム収録曲やB面のほうが個性的で良い曲が多いような気がします。あまり制約なく自由にできるからなのでしょうか。

ところで、このころ、どうしてもあの財津和夫さんと曲のイメージが合わなくて、同姓同名の他人ではないかと思っていました。失礼な。





あ・な・たの手紙  1981年5月21日発売 アルバム「Silhouette」収録


作詞:財津 和夫
作曲:財津 和夫
編曲:信田 かずお
コメント
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