仁淀川日記
土佐を流れる清流・仁淀川や、高知の自然、身の回りのできごと、日常の風景を写真で紹介




私の住んでいるところをぐるっと囲むように、高知自動車道が通っています。
最初に計画が持ち上がったとき、ほとんどが田んぼの部分を通るために、その買収を巡って様々な駆け引きがあったようです。


【ナンバンアカバナアズキ】

ルートが固まった時点で、その地盤の下に遺跡がないかどうかなどの地質調査も行われました。結果として、縄文時代晩期と見られる人骨が発見され、さらにその骨に戦いに伴う武器による傷が付いているという発見もありました。この遺跡は居徳遺跡と名付けられ、多くの貴重な遺物が発見されています。


前置きはそんなところで、この高知自動車道は盛り土で路面が構成されています。このため、法面には盛り土が流れ落ちないように様々な植生が施されています。その土砂に混ざってきたものか、それとも植生への混入かどうかは不明ですが、これまで見たことの無かった植物を見ることがあります。このナンバンアカバナアズキもそのひとつ。側道脇に現れて、徐々に勢力を広げているような気がします。


【カラスノゴマ】

植物の名前には、同じような形状で大きさが異なるものに烏(カラス)とか雀(スズメ)などを付けて区別しています。カラスとスズメノ組み合わせではカラスウリとスズメウリ、カラスノエンドウとスズメノエンドウなどがあります。


ところで、この黄色い花はカラスノゴマ、対応するスズメノゴマという植物は残念ながら存在しないようです。

[Photo : NIKON D700]

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