仁淀川日記
土佐を流れる清流・仁淀川や、高知の自然、身の回りのできごと、日常の風景を写真で紹介




今日は清滝寺に登り、さらにパラグライダ飛び出し地のある石土山にまで足を延ばしました。


もともとこの道は林業のための小さな山道でしたが、20年以上(?)前に、NHKや民放の無人テレビ送信所を建設するために工事用車両が入れるように拡幅されました。そして最近になって、頂上近くから道を分けて、ハングライダーやパラグライダーの飛び出し地が作られました。ここは全国でも名の知られた場所のようで、よく紹介していますように休日ともなれば多くのパラグライダで賑わっています。


この山に登ったのは私が子どものころですので、もう半世紀近く昔のことになります。秋になると山に薪を取りに行く大人達について登り、自分でやっと引っ張るくらいの木材に縄を掛けて貰い、ごろごろと家まで引いて帰りました。そしてそれを父がのこぎりで適当な大きさに切ってくれました。今に思えばそんなに大きな木では無かったでしょうが、子ども心には大仕事をした満足感がありました。


そんなことを思い出しながら足を進めましたが、いまはもう、その時の面影はなく、立派な道と大きな杉林が広がっていました。


さてその飛び出し地です。眼下に土佐市が広がり、東には高知市も望めます。生憎と霞んでいましたが、仁淀川河口の向こうには太平洋がずーっと広がっています。


ここからパラグライダで飛び出すと気持ちがいいでしょうね。今日は平日のため誰もいませんでしたが、おかげでこのパノラマを充分に堪能しました。
この道はところどころ舗装されていますが、途中はダートになります。それでも荒れているわけではなく、土の感触が帰って気持ちよく感じられます。


途中、山ぐりを見つけました。見上げるとまだ、樹にも残っています。足で幹をどすんと蹴ると、ぽかぽかと落ちてきました。今日の収穫です。

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