仁淀川日記
土佐を流れる清流・仁淀川や、高知の自然、身の回りのできごと、日常の風景を写真で紹介




今朝、台風が九州西部に接近しているというニュースを聞きながら、外に出てみました。昨夜来の雨が上がり、東の空には明るさも見えますが、空気はじっとりと湿気を含んでおり、生暖かく感じます。
雨の降らない間に、ぽつぽつと咲き出した彼岸花を撮ってみようと出かけてみました。家の近くの休耕田には毎年、数輪の彼岸花が咲くのですが、今年も数本ずつ、朱色の花を咲かせています。


そちらに歩いていると、不思議な光景を目にしました。雑草に巣をかけているクモが一斉に、ゆっさゆっさと蜘蛛の巣を揺すっているのです。それも1匹だけでなく、目に入る範囲の全ての蜘蛛が同じ動作をしています。

人間の接近を警戒しているのかと最初は思いましたが、どうも蜘蛛の巣に付いた水滴を落としているのだと気がつきました。雨が上がって昆虫たちも動き始めますので、糸に付いた水滴や水分を飛ばして、粘着力を取り戻しているようでした。


さて台風は九州の西を北上しています。市役所からも防災無線で台風に備えるようにと放送がされていますが、これがよく聞こえません。当初は近くにもスピーカーを設置する予定だったのですが、近い将来に発生する恐れのある南海大地震に備えて、海岸近くを重点的に整備しようと言うことで、私たちの山沿いは残されました。


少し離れたところに設置されたものからの放送が多少、聞こえるのですが、明瞭ではありません。また、雨が降っていたり、強風が吹いていたりするとほとんど理解できません。地震や台風などの災害時に情報を伝えるためのものですが、ちょっとの雨で聞こえなければ意味がありません。

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