仁淀川日記
土佐を流れる清流・仁淀川や、高知の自然、身の回りのできごと、日常の風景を写真で紹介




色紙や短冊などに、署名の代わりとして雅印が押されて
いますが、それが何とも格好良くて、自分でも作りたい
と思っていました。



雅印に興味を持ったのはもうずいぶんと前で、とある
デパートで篆刻の展示会を見たのがきっかけです。
2cm角ほどの柔らかい石材に、自分の名前を入れたり、
気に入った言葉や文字などを自由に彫り込んでいました。
印鑑のようにきちんとしたものでは無く、ほんわかとした
味わいのある朱色の印影に惹かれ、その時に印材とノミを
買ってしまいました。



しかし、何となく楽しいものは後に残しておこうという
気持ちが先に立ち、それから何年(何十年?)も忘れて
しまっていました。
今日、ふと思いついてそれらを引っ張り出して始めてみた
のですが、簡単ではありません。柔らかいとはいいながら
も石材ですので、かなり力を入れないと彫れません。
それより先に、文字を裏返しにして彫らなくてはならず、
これも決まりません。



結局、筆心がないとダメだと言うこと、ある程度の道具
(たとえば固定するもの)などを揃えないと難しいという
ことがわかりました。
でも、とりあえず彫ったものに朱肉を付けて押してみると、
それなりに趣はあります。じっくり取り組んでみると面白
そうです。

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