仁淀川日記
土佐を流れる清流・仁淀川や、高知の自然、身の回りのできごと、日常の風景を写真で紹介




マンションやホテルなどの耐震強度偽装について国会で
証人質問が行われました。



その中でA元建築士は、やむにやまれない状況に追い込
まれて偽装を行ったが、検査機関で見つけてくれるものと
思っていたとの陳述をしました。

すなわち、プロが見れば偽装は直ぐに分かり、それを指摘
されることによって止めることができると考えたに違いあ
りません。



ところが、それがすんなり通ってしまったため、もう後戻りは
できなくなったのでしょう。

私も以前は荷役機械等の設計・強度計算をしたことがあり、
加重条件と安全率については身に染みていますし、それを
誤魔化すことの結果がいかに重大な事故を引き起こすかも
理解しています。



確かに、それらを管理監督する官庁の検査は厳しかったですが、
ある意味、設計者を信じること=性善説が基本になっています。
今回の問題はこれからもますます、拡大していくでしょう。
元請けが言うように、設計事務所はひとつだけでは無いと言うこと
であれば、A元建築士だけでなく、B建築士、C建築士もいるの
では?と勘ぐってしまいます。


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