土砂降りの雨の日、用事があったので新宿へ行きました。
帰り際にどうしようもないぐらい強く降り出したので、雨宿りも兼ねて伊勢丹に入りました。
すると、ティンバークルーさんの展示会を一階でやっていました。
そういえばご案内をいただいていました。
偶然にも見ることができてラッキーです。
調布にあるティンバークルーさんの工場はとてもいいです。
スタッフが若くて挨拶もちゃんとしてくれて感じがいいし、仕事終わりに一杯飲めるようにバーカウンターがあります。
脱衣室がアメリカンな「部室」っぽくて落ち着くし。
仕事もしっかりしていて、また個性的。
木を愛してくれています。
お客様でもあり、大事な仲間でもあり、同志でもあると一方的に感じております。
写真の右側の判子は、佐久間木材で恐らく30年以上使われていたものです。
四角の枠が6個あるだけの判子です。
何に使われていたかというと、仕入先からの請求書に、各担当者がチェックを入れるための目印用です。
毎月欠かさず使ってきたこの判子。
大分劣化してきました。
台木は黒ずんできただけですが、ゴムの部分が溶けたようにつぶれてしまっています。
何となく枠があれば用が足りるので、ずっとずっと使ってきたのですが、さすがに貧相な感じ。
他にもいくつか作らなければならない判子があったので、ついでに作り直しました。
それが左側です。
台木がMDFに代わっています。
今はほとんどMDFですね。
安価だしエコだし、便利な材料です。
さて、この判子は何年使うことができるでしょうか?
どこかに使い始めた年月日を書いておこうかな…
タブノキは日本に自生するクスノキ科の広葉樹です。
日本各地に巨木が残っていて、神社の鎮守の森にもよく大木として育っています。
日影に強く、潮風にも耐えるので、海岸近くの防風樹としての役割にも最適です。
材は腐りにくく、建築、家具、彫刻材などに使われます。
枝葉を乾かして線香や蚊取り線香の材料にもなります。
こんなにも役に立つ木なのに、タブノキってあまり知られていません。
何ででしょうか?
私にはその点が逆に親近感が湧きました。
名前の由来もグッときます。
「霊が宿る木」→「霊(たま)の木」→「たまのき」→「たぶのき」に変化していったとのこと。
今年の4月、タブノキの苗木を購入し、ベランダに植えました。(写真参照)
そして、今年の10月に成木を隣地に植える計画を立てています。
なぜやたらとタブノキにこだわるようなったかというと、新法人「タブノキ株式会社」を設立したからです。
今まで個人でやっていた事業を、法人でやることにしました。
すくすくと逞しく、事業として育って行ってほしいと願ってのネーミングです。
最近、佐久間木材の倉庫に古材がチラホラと目につくようになりました。
この日も、倉庫の片隅にある端材置き場に発見。
ちょっとずつ増えているようです。
社員が何やら企んでいる様子。
口出ししたいけど、グッとこらえて見守っています。
楽しみ楽しみ!
一年ぶりの「お分けします。」を突然開催します!
ご近所の方、お越しください。
MDF、合板、OSBなどなど。
どんな材料、どんな厚み、どんなサイズ、どんな枚数かは、来て見てご確認ください。
無料で差し上げます。
この機会にDIYして生活環境を良くしてください。
無くなり次第、終了させていただきます。
日時:8月1日から
9:00~16:00
場所:佐久間木材倉庫
東京都台東区元浅草3-12-10
木遣りというと、威勢のいい町火消の方々に唄われる唄をイメージされるかと思いますが、本来は、読んで字のごとく木を遣り渡す(運ぶ)という意味です。
大木など運び出す時、その力を一つにまとめるための掛け声、合図として唄われたものでした。
林業家の労働歌といったところでしょうか。
近年では、鳶の方々に受け継がれ、神社の祭礼や建前の儀式など、おめでたい行事で歌われる祝儀の歌になりました。
聞き心地のいいメロディーといいましょうか、何とも幸せな気分になります。
日本人特有の感覚なのでしょうか?
外国の人にアンケートを取ってみたいです…。
さてこの木遣り、先日の鳥越祭でも聴かせてくれました。
日が落ちて本社神輿の提灯に火が入れられ、高張提灯がずらっと並ぶ中、粋な半纏を着た頭連中が声高らかに歌う木遣り。
すばらしいです。
本当に見に来ていただきたい。
今年の鳥越祭はコロナの影響で本社神輿を担ぐことができませんでした。
でもきっと来年は大丈夫。
そんな気にさせられる大祭でした。
鳥越神社の本社神輿は、千貫神輿と呼ばれるほどの大きな神輿です。
その大きな神輿を、当時から氏子のみでは持ち上げることができなかったと思われます。
そこで、力自慢の鳶の方々や、地元のやくざの方々の力を借りて本社神輿を町の隅々まで渡御させることができたのです。
やくざと言っても、現在のそれとは役割が違っていました。
怖い存在でもありましたが、いざという時に役に立つ存在だったのです。
いつしか金儲けの暴力集団になり、また警察の力が増し、地下に潜らざるを得ない存在になり、逆にチンピラがのさばるように…。
話がそれていってしまいました。
木遣りは我々材木屋とも繋がる、ぜひ聴いていただきたい唄なのです。
以前、どこかのショップで写真のような合板で出来たドクロの置物を発見しました。
シナ合板共芯の木口がキレイに出ています。
合板の特徴を活かした作品です。
3つが入れ子になるようです。
こういうのを見ると嬉しくなりますし、欲しくなります。
この作品、重松淳也という方の作品で、tegotoというブランドだそうです。
お値段ビックリの¥176,000です!
どうぞ…
もうすぐ鳥越祭です。
先日、お隣の三社祭が執り行われましたが、宮出し宮入りのみ本社神輿を担ぐことができたようです。
コロナ後の通常開催まであと少しといった感じを実感しました。
今年の鳥越祭は6/11と6/12。
本社神輿の渡御は担がずに台車に乗せて各町会を渡御することになっています。
さて、その本社神輿の担ぎ棒は、何十年か前に佐久間木材二代目の大吉が寄贈させていただきました。
先日、倉庫を整理していると、その担ぎ棒の切れ端がでてきました。
木曽桧、180*180*1000です。
切れ端と言ってもなかなかの迫力です。
さてこの切れ端、何かに利用したくなってきました。
首掛けの喧嘩札なんかにしたらカッコイイだろうな…。
最近よく、「バレル」「バレル」という言葉をニュースや新聞で聞きます。
ロシアがウクライナ侵攻をしてからです。
そう、バレルとは石油の取引の単位として使われています。
バレルの語源は何なのでしょうか。
ヤード・ポンド法における体積を表す単位で、語源は「樽」。
昔は木製の樽に石油を入れて取引していたのですね。
樹種は何を使っていたのか、軽く調べてみたのですが、分かりませんでした…。
ウィスキーと同じようにオークが使われていたのでしょうか?
ちなみに1バレルは約159リットル。
現在1バレルは98ドル前後。
一年前より3割高いそうです。
世界のインフレ懸念を強めています。
木材も同じです…。