浅草の木材バカ四代

東京下町・浅草の材木屋。四代目社長日記

カブトムシとクヌギ

2005-10-28 08:06:05 | 木の話題
Q:大工さんは、小学生が将来やりたい職業の第何位でしょうか?
A:第四位です。

 
うれいしかぎりです。
日本人のものづくりに対する潜在的な尊敬度が高い証拠ではないかと思います。
 
Q:小学生が知っている木の種類は何でしょうか?
A:クヌギです。
 
驚きの答えです。
杉か桧だろうと思っていたのですが、クヌギなんて!
クヌギとは、ブナ科でコナラと兄弟ともいえる木です。
コナラと大きく異なるのは、樹皮が灰褐色で厚く、コルク状であり、独特の縦の裂け目がある点です。
比較的湿気の多い土地に生えています。
材は硬く、薪炭、椎茸のほだ木に利用するほか、樹液にはカブト虫やクワガタが集まることで有名です。
そうです、だから小学生がクヌギのことをよく知っているのですね。
甲虫王者ムシキングの世界です。
めちゃくちゃ流行っていますが、私にはさっぱり分かりません…。
硬くなったゴキブリのように見えてしまいます。
いずれにしても、子どもたちが木のことを知ってくれるのはうれしいです、はい。

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娘が業界でデビュー

2005-10-17 12:00:41 | 木の話題
愛娘が生まれて一年半が過ぎました。
材木屋の家に生まれたので、なるべく「木」のもの(歯固め・スプーン・おもちゃなど)
を身近に与えて育てています。
そんな娘が業界デビューを果たしました。
業界と言っても芸能界ではなく、木材業界のことなんですけど…。
また、デビューと言っても新木場で行われた「銘木感謝祭(by東京銘木協同組合)」に行っただけなんですけど…。
このイベントの趣旨は、「銘木は高価なので一般の住宅では使いたくても使えない」といったイメージを払拭し、新築・改築をお考えの施主様をはじめ、材木店・建材店・工務店・建築会社の社員から設計士の皆様まで、銘木をより身近なものとして感じていただけるようにしたい…というものでした。
室外倉庫には原木や製材が所狭しと並べてあり、大きな室内倉庫には床柱・天井板・銘竹・テーブル・カウンター材など、すごく見ごたえのあるものでした。
娘も大はしゃぎで、ペタペタ触ってみたり、材木のニオイを嗅いだり、何度も転びながら走り回っていました。
危なくてしょうがない!
でもすごく関心を示していたので、材木屋の父としてはご満悦の一日でした。

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